64 / 113
ウインター王国
秋月国の汚点と狸
しおりを挟む
「本当に姉さんがごめんなさい。この人は本当に見境がなくって。」
吹雪の隣の雹太が謝る。
「何よ!一人だけいい子ぶって!姉を踏み台にする気ね!」
……あられ様の反応を見る限り、そうなんだろうなぁ。
「姉さんはサマー王国の王太子様に横恋慕して、婚約者の公爵令嬢を悪役令嬢に仕立て上げたり裏で殺そうとしたりね、それであちこちの国で出禁になってるんだよ。サマー王国では地下牢に入れられたけど、色仕掛けで脱走するし~。そもそも襲撃犯というか実行犯は色仕掛けで落とした男だしねぇ、ビッチの名をほしいままにして、「うああああああああああああ!!」
なるほどぉ。確かにこういうことする常習犯なら、もう悪さできないようにお帰りください。
「ルカちゃんの顔も見られたし、おめでとうも言えたしすぐ帰ると言いたいのですが…、せっかく来たのですから少し見学して帰ってもいいですか?」
うーん。
断る理由もないしなぁ。
あられ様は終始睨んでいて、レナードはずっと僕をぎゅって抱っこしてくれてたよ?
ふわ。ふわ。
赤ちゃんにおっぱいあげてるからかな。
昼間に眠たくなるの。
ルカとお昼寝。
ふわ。ふわ。体が浮いてる。
「うふふ…レナードの匂い……んにゃ。むにゃ。」
「ふふっ。レナードのフェロモンに似た疑似フェロモン。うまく効いてるな。」
大人しく帰る振りをして、城に潜んだ。
周りの者から離れる隙を狙って運び出す。
精霊たちは鳥かごへ。
叔母さんは知らないよね。
俺たちの母さんはくのいち。
潜んで事をなすくらい、俺たちにはわけはない。
吹雪の隣の雹太が謝る。
「何よ!一人だけいい子ぶって!姉を踏み台にする気ね!」
……あられ様の反応を見る限り、そうなんだろうなぁ。
「姉さんはサマー王国の王太子様に横恋慕して、婚約者の公爵令嬢を悪役令嬢に仕立て上げたり裏で殺そうとしたりね、それであちこちの国で出禁になってるんだよ。サマー王国では地下牢に入れられたけど、色仕掛けで脱走するし~。そもそも襲撃犯というか実行犯は色仕掛けで落とした男だしねぇ、ビッチの名をほしいままにして、「うああああああああああああ!!」
なるほどぉ。確かにこういうことする常習犯なら、もう悪さできないようにお帰りください。
「ルカちゃんの顔も見られたし、おめでとうも言えたしすぐ帰ると言いたいのですが…、せっかく来たのですから少し見学して帰ってもいいですか?」
うーん。
断る理由もないしなぁ。
あられ様は終始睨んでいて、レナードはずっと僕をぎゅって抱っこしてくれてたよ?
ふわ。ふわ。
赤ちゃんにおっぱいあげてるからかな。
昼間に眠たくなるの。
ルカとお昼寝。
ふわ。ふわ。体が浮いてる。
「うふふ…レナードの匂い……んにゃ。むにゃ。」
「ふふっ。レナードのフェロモンに似た疑似フェロモン。うまく効いてるな。」
大人しく帰る振りをして、城に潜んだ。
周りの者から離れる隙を狙って運び出す。
精霊たちは鳥かごへ。
叔母さんは知らないよね。
俺たちの母さんはくのいち。
潜んで事をなすくらい、俺たちにはわけはない。
応援ありがとうございます!
12
お気に入りに追加
2,586
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる