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ウインター王国
塩対応
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あられ様の腹違いの年の離れた弟妹が突然現れたよ。
応接間で会うけど、ルカの周りはきっちり固めている。
あられ様、スワン様、リーフ様に僕の両親、クリフォートの両親に僕ら夫婦!
相手2人に対してこの過剰戦力だ。
「秋月の氷河皇帝の第34王女、氷河吹雪ですわ。」
おお。
すっごいおっぱい大きい。
ウエストはきゅっとくびれて。
じっとレナードを見ている。
僕がレナードを見ると、レナードは僕に微笑んでくれた。
「秋月の第28王子の氷河雹太。よろしくね!」
「皇帝の代理で祝いに来たとのこと。書簡があるはずよね、受け取るわ。」
あられ様は冷たい視線で見ている。
「ないよ。」
「じゃあ代理というのは嘘なのね?」
「でもいいでしょ?姉の孫だよ?僕らがふらっと来たからってそんなに怒る必要ある?」
「祝いの言葉は受け取る。だがもう用は済んだろう。お帰りを。」
レナードが毅然とした態度。
かっこいい!
「いやですわ。ねぇ私、まだ結婚していませんの。レナード様はあられ叔母さまの血統ではありませんし、私を第二夫人にしていただけないかしら?」
ぴくっ。
レナードの顔が引きつった。
あられ様の顔も。
「この売女が。半分でも血が繋がっているなど恥。秋月国の汚点が。」
笑顔のまま怖い。
「俺は妻にメロメロなのだが?第二夫人など不要!」
「吹雪。あなたは好みのイケメンをみればふらふらと。今度やらかしたら顔を焼くと言いましたよね?焼かれたくなければ黙りなさい。」
ええ、この人何やったの?
応接間で会うけど、ルカの周りはきっちり固めている。
あられ様、スワン様、リーフ様に僕の両親、クリフォートの両親に僕ら夫婦!
相手2人に対してこの過剰戦力だ。
「秋月の氷河皇帝の第34王女、氷河吹雪ですわ。」
おお。
すっごいおっぱい大きい。
ウエストはきゅっとくびれて。
じっとレナードを見ている。
僕がレナードを見ると、レナードは僕に微笑んでくれた。
「秋月の第28王子の氷河雹太。よろしくね!」
「皇帝の代理で祝いに来たとのこと。書簡があるはずよね、受け取るわ。」
あられ様は冷たい視線で見ている。
「ないよ。」
「じゃあ代理というのは嘘なのね?」
「でもいいでしょ?姉の孫だよ?僕らがふらっと来たからってそんなに怒る必要ある?」
「祝いの言葉は受け取る。だがもう用は済んだろう。お帰りを。」
レナードが毅然とした態度。
かっこいい!
「いやですわ。ねぇ私、まだ結婚していませんの。レナード様はあられ叔母さまの血統ではありませんし、私を第二夫人にしていただけないかしら?」
ぴくっ。
レナードの顔が引きつった。
あられ様の顔も。
「この売女が。半分でも血が繋がっているなど恥。秋月国の汚点が。」
笑顔のまま怖い。
「俺は妻にメロメロなのだが?第二夫人など不要!」
「吹雪。あなたは好みのイケメンをみればふらふらと。今度やらかしたら顔を焼くと言いましたよね?焼かれたくなければ黙りなさい。」
ええ、この人何やったの?
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