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ウインター王国

閑話 翡翠宮のリーフとクレイ R18

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白鳥宮の反対側には、翡翠色の翡翠宮がある。
植物の研究室があり、植物園やプラントを併設した宮の主はリーフ王子だ。

2人の王子はそれぞれすぐに夫の家に嫁入りするつもりだった。
けれど、迎え入れる家も準備が必要であり、少しずつ彼らが一貴族の夫人として周囲に馴染むまでは、城にも居住区を持つことになった。

何より2人の才能は国にとっても中枢に欲しい。

宮で生活することがなくなっても仕事場が城の施設になることは変わりなく、ならばゆくゆくは休憩場所も備えた仕事場として整えてしまえということになったのだ。


「クレイ!もすこし右!」

プラントで上の方の実の剪定をリーフ王子は命令した。

リーフ王子は背が低い。


「ありがとう。」

えへ、と笑うリーフ王子が愛しい。



クレイは植物の根っこまみれで歩きにくいプラント内をリーフを抱いて歩く。

「らくちん、らくちん。」

腕の中で胸に頬をすり寄せる様もかわいい。



「誘ってるんですか?」


苦笑すれば頬が膨れる。



「いいですよ?かわいい人。」






服を脱がせれば、彼のすべては小ぶりで。
「クレイっ。」

早くよこせとせがまれるけど、すぐにはあげない。


翻弄して翻弄して何度かいかせて、それから。


「ああっ。だめっ、でるう」

かわいい小ぶりな花心を愛でて蜜を吸う。

わざと口の端からこぼして舌でペロリとなめとった。


羞恥の表情がかわいい。


彼が産む自分の子はどんなだろう。

きっとどういう子でもかわいいけど、できれば彼に似て欲しい。
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