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お忍びデート
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エンリケ王子の卒業がもうすぐ近い。
「ブルーノ様。エンリケ王子の卒業祝いを探しに一緒に領地にいきませんか?」
ブルーノ様と一緒に領地を回ったけど、この土地は元々ロゼッタ王国からの移住者が多くて、手先が器用で技術のある人たちが多かった。
どうやら現役を退いた時の終の住処だったらしい。
土地が豊かで税金も少ないから、母国で稼いだお金でのんびりしていて、たまに趣味で工芸品を作っていたんだ。
第二の人生とはいえ、勿体ないから、技術者の育成をお願いしたら、それぞれの技術者で悪乗りして、共同で作ってしまった。
中にインクを内蔵したペン!
インクにペン先をつけなくてもいいペン!
中のインクを取り替えれば、長いこと使える丈夫なペン!
握りやすければいいのだけど、貴族用にグリップに模様を入れたり、漆でコーティングしたら、美しくなった。
これから公務で使うだろうから、一緒に選びたい。
「ふむ。あのペンか。確かにいいかもしれないな。連名で贈ろう。」
エンリケはまだ踏ん切りがついていない。
ニーノから贈られれば、気があるようでよくない。
ニーノはちゃんと考えている。それが嬉しい。
馬車を手配して、街へ降りた。
「街歩き好きです。ブルーノ様と一緒だから、とっても楽しい。」
腕に手を絡めて歩くニーノは可愛い。
ニーノを見てほおを染める者。
不埒な想いを持つ者。
ニーノは自分の魅力を分かっていないから、私が守らなければ。
「ブルーノ様。エンリケ王子の卒業祝いを探しに一緒に領地にいきませんか?」
ブルーノ様と一緒に領地を回ったけど、この土地は元々ロゼッタ王国からの移住者が多くて、手先が器用で技術のある人たちが多かった。
どうやら現役を退いた時の終の住処だったらしい。
土地が豊かで税金も少ないから、母国で稼いだお金でのんびりしていて、たまに趣味で工芸品を作っていたんだ。
第二の人生とはいえ、勿体ないから、技術者の育成をお願いしたら、それぞれの技術者で悪乗りして、共同で作ってしまった。
中にインクを内蔵したペン!
インクにペン先をつけなくてもいいペン!
中のインクを取り替えれば、長いこと使える丈夫なペン!
握りやすければいいのだけど、貴族用にグリップに模様を入れたり、漆でコーティングしたら、美しくなった。
これから公務で使うだろうから、一緒に選びたい。
「ふむ。あのペンか。確かにいいかもしれないな。連名で贈ろう。」
エンリケはまだ踏ん切りがついていない。
ニーノから贈られれば、気があるようでよくない。
ニーノはちゃんと考えている。それが嬉しい。
馬車を手配して、街へ降りた。
「街歩き好きです。ブルーノ様と一緒だから、とっても楽しい。」
腕に手を絡めて歩くニーノは可愛い。
ニーノを見てほおを染める者。
不埒な想いを持つ者。
ニーノは自分の魅力を分かっていないから、私が守らなければ。
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