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ハプニング
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なんとかシーザルを誤魔化して、いよいよボート!
俺たちのボートは王弟殿下が漕いでくださるんだって。
マーマレードはシーザルが、ヨハネとクルーズはベリーサを乗せる。
「私も漕いでみたいので、後で変わってくださいね?」
そういうと、もちろん。とほほ笑んでくれた。
波が静か。
水に触れると、ちょっと冷たい。
殿下は涼しい顔で漕いでいる。
結構大変だと思うんだけどな。
少し岸から離れた頃、ベリーサのボートが沈んだ。
明るく華やかなベリーサを二人は取り合っていたから、もみくちゃになってしまったのかもしれない。
2人はボートに這いあがってきたが、ベリーサがいない。
「ベリーサは!」
俺は立ち上がった。ボートの付近をよく見ると、泡が見える。
「ローズ!」
俺は何も考えられない。
ヒールを脱いで、ドレスのまま、俺は湖に飛び込んだ。
待ってて!今、助けるからね!
湖の透明度が高くて助かった。
ぷはっ。ベリーサを抱えて岸に戻る。
よかったあ。
ヒューイさんやシーザル家の人たちが救命行動をとってくれたおかげで、ベリーサは水を吐くことができた。
すぐに殿下は俺にタオルをくれた。
「全く無茶をして…。肝が冷えたよ。こんなときのために護衛はいるんだから、護衛を呼びなさい。」
「ごめんなさい。1分1秒を争うって思って……。」
「……い!おい!」
殿下が叫ぶ。
……俺、気を失ってしまったみたい。
俺たちのボートは王弟殿下が漕いでくださるんだって。
マーマレードはシーザルが、ヨハネとクルーズはベリーサを乗せる。
「私も漕いでみたいので、後で変わってくださいね?」
そういうと、もちろん。とほほ笑んでくれた。
波が静か。
水に触れると、ちょっと冷たい。
殿下は涼しい顔で漕いでいる。
結構大変だと思うんだけどな。
少し岸から離れた頃、ベリーサのボートが沈んだ。
明るく華やかなベリーサを二人は取り合っていたから、もみくちゃになってしまったのかもしれない。
2人はボートに這いあがってきたが、ベリーサがいない。
「ベリーサは!」
俺は立ち上がった。ボートの付近をよく見ると、泡が見える。
「ローズ!」
俺は何も考えられない。
ヒールを脱いで、ドレスのまま、俺は湖に飛び込んだ。
待ってて!今、助けるからね!
湖の透明度が高くて助かった。
ぷはっ。ベリーサを抱えて岸に戻る。
よかったあ。
ヒューイさんやシーザル家の人たちが救命行動をとってくれたおかげで、ベリーサは水を吐くことができた。
すぐに殿下は俺にタオルをくれた。
「全く無茶をして…。肝が冷えたよ。こんなときのために護衛はいるんだから、護衛を呼びなさい。」
「ごめんなさい。1分1秒を争うって思って……。」
「……い!おい!」
殿下が叫ぶ。
……俺、気を失ってしまったみたい。
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