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学園生に聞きました
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「え?シリアス公爵令息ですか?――――真面目な人ですよね。婚約者になりたいか?いえいえそんな……私なんか。え?正直に?ここだけの話?――――うーん、息が詰まるっていうかあの七三分けも生理的に受け付けないっていうか。ないですね。」
「え?私?―――親から婚約しろって言われたらしますよ。貴族だし。でも、毎晩泣いちゃうかも。だって共通の話題もないだろうし。」
「夜会もお茶会も興味がなさそうだし、ずっと無表情はいやですわ。気が合わなそう。」
「ん?俺たちにも聞くの?なんかさあ、嫌な奴だよな。いや、実際悪くはないんだけど、合わないって意味でね。」
「あいつ、何が楽しくて生きているんだろうな。」
「かわいいと思うか?えー、あれ、かわいいかあ?」
「というわけで、ニーノ様の魅力にどなたもきづいていないようですよ。よかったですね。殿下。」
ヒューイの報告書を聞いて、王弟殿下はガッツポーズをとる。
「いよいよ明日ですか。手伝いに彼が来るのは。」
「ああ。ふふ。楽しみだなあ。」
「え?私?―――親から婚約しろって言われたらしますよ。貴族だし。でも、毎晩泣いちゃうかも。だって共通の話題もないだろうし。」
「夜会もお茶会も興味がなさそうだし、ずっと無表情はいやですわ。気が合わなそう。」
「ん?俺たちにも聞くの?なんかさあ、嫌な奴だよな。いや、実際悪くはないんだけど、合わないって意味でね。」
「あいつ、何が楽しくて生きているんだろうな。」
「かわいいと思うか?えー、あれ、かわいいかあ?」
「というわけで、ニーノ様の魅力にどなたもきづいていないようですよ。よかったですね。殿下。」
ヒューイの報告書を聞いて、王弟殿下はガッツポーズをとる。
「いよいよ明日ですか。手伝いに彼が来るのは。」
「ああ。ふふ。楽しみだなあ。」
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