無理です!僕は絶対にこんな屑駄目王子の嫁になりませんからね?

竜鳴躍

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何故お前が餌食になるのだ

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「きゃあー!」

ピンクスライムがハイリを狙う。

だが、俺が威嚇するまでもなく、精霊が飛び出してハイリを守った。




「…………っ、あ、ああん♡もうっだめえ♡♡」


ん?


すでに誰かやられてる?


目を凝らして見てみれば、半裸のミラーが中にいる?



「仕方ない。行くぞ!」ハーネスと一緒に切り込む。

この手の魔物には、魔法剣だ!


「プラスフレイム!」

二人の剣に付与をする。


スライムの触手を焼き切り、間合いをとりつつ懐へ。


プシュウッ!


ピンクの煙をあげてスライムが蒸発する。


中からミラーが出てきたが………。

「あん♡ほしいっ♡ほしいのぉ♡やだっ、もう我慢できないい♡」



「気持ち悪い。これ何したら治るの?ヒール?」

ハイリは怯えている。

「いやあこれは………。」


チラッ。




俺はハーネスを見た。



任せた!




ああ!もう!とハーネスはミラーを担いで、もうじき日が暮れる街に向かって歩き出した。



ミラー。


今度会うときはオトナになっているんだね。



そっちが案外向いているかもよ?



ハーネスが欲しがっていた恋人は、ミラーでいいかな………?
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