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ユリウス元王子と孤児のハル
タイガー公爵家の結婚式と初めての旅行
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ハルです。
今日はタイガー公爵家の結婚式。
僕は、ユリウスさまと一緒に参列することになりました。
ぱ、パートナーとして…!
「ハルちゃん、とっても素敵よ!!」
「ユリウスさま、ハルの髪が乱れたら直してあげてくださいね。ヘアアレンジのオイルはこちらです。」
クララさんとサリーさんが僕を綺麗にしてくれた。
「きっと、どんな貴族の令嬢より綺麗ですよ!」
「じゃあ、ハル。お手をどうぞ?」
「はい…っ。」
ユリウスさまに手を引かれて、馬車に乗った。
北の砦はものすごく遠いんですって。
「途中、休み休み行こう。いろんな場所を見て、おいしいものを食べよう。」
ユリウスさまの優しい愛がくすぐったい。
暫く馬車に揺られていると、景色が大きく開けた。
「うわぁぁ…。」
大きな、青い、青い、海。
「ハル?少し海に降りてみるかい?」
ユリウスさまは僕を抱っこして海辺に歩いて行った。
しょっぱい匂いがする。
波の打つ音が心地よい。
「ハル。」
「ユリウスさま。」
「愛しているよ。君を一生、守るからね。」
「守られるだけなのは嫌です。僕もユリウスさまのお役に立ちたい。」
「そうだね、二人で守り守られて、幸せになろう。」
ユリウスさまからいただいたダイヤの指輪は、きらきらと僕の指でお日様の光を浴びて輝いている。
今日はタイガー公爵家の結婚式。
僕は、ユリウスさまと一緒に参列することになりました。
ぱ、パートナーとして…!
「ハルちゃん、とっても素敵よ!!」
「ユリウスさま、ハルの髪が乱れたら直してあげてくださいね。ヘアアレンジのオイルはこちらです。」
クララさんとサリーさんが僕を綺麗にしてくれた。
「きっと、どんな貴族の令嬢より綺麗ですよ!」
「じゃあ、ハル。お手をどうぞ?」
「はい…っ。」
ユリウスさまに手を引かれて、馬車に乗った。
北の砦はものすごく遠いんですって。
「途中、休み休み行こう。いろんな場所を見て、おいしいものを食べよう。」
ユリウスさまの優しい愛がくすぐったい。
暫く馬車に揺られていると、景色が大きく開けた。
「うわぁぁ…。」
大きな、青い、青い、海。
「ハル?少し海に降りてみるかい?」
ユリウスさまは僕を抱っこして海辺に歩いて行った。
しょっぱい匂いがする。
波の打つ音が心地よい。
「ハル。」
「ユリウスさま。」
「愛しているよ。君を一生、守るからね。」
「守られるだけなのは嫌です。僕もユリウスさまのお役に立ちたい。」
「そうだね、二人で守り守られて、幸せになろう。」
ユリウスさまからいただいたダイヤの指輪は、きらきらと僕の指でお日様の光を浴びて輝いている。
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