俺がお前を王にしてやる―隠れオメガクイーンは勇者様―

竜鳴躍

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出産のとき3

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途中から意識はあった。

だけど、カリスとマリエッタ………。


アーサーたちが守ってくれて。


俺は安心して眠っていたんだ。



カリス、マリエッタ…………。今更だよ。

今更兄弟にはなれないけど、もう少しだけ。仲良くなれるかな。

本当は、普通の兄弟になりたかったんだ。





いっぱいの気配がなくなって、あのどうしようもない元王女たちがいなくなったところで、俺は目を覚ました。



「おはよう、ローゼ。何か欲しいものはある?」

「うん……………。った…………っ」


急にお腹が痛くなってきた。


「!出産が近いわ!」





そして、半日くらいかけて。

何度か痛みの時間を繰り返して。

俺は、赤ちゃんを産んだ。



「ああ、ああ!ありがとう。ありがとう。」

アーサーの顔は涙と鼻水でぐしゃぐしゃ。

全く仕方ないなあ。


「本当にかわいいわ。2人ともアーサーにそっくりよ。1人は黒髪で1人は金髪なのね。」


お腹にいたのは双子だった。

かわいい、かわいい男の子。


君たちの前途にも色々あるだろう。

でもね、必ず俺たちは君たちの味方だからね。
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