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レイリー王太子妃
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その日、重大な発表があるということで、城には貴族たちが集まった。
どうしたのだろう。もしかしてついにギア様の正妃が決まったのか?
娘のいる貴族は浮き足立った。
「今日は皆に発表がある。ギアの正妃を発表する。」
固唾をのむ貴族たち。
「レイリー妃が王太子妃となる!」
レイリーは優雅に挨拶をした。
「陛下!いくら王太子殿下が溺愛しているからと!レイリー様は男性です!御子はどうなさります!」
「問題ない。ギアとレイリーの間に、この度姫が生まれた。」
侍従から赤ちゃんを受け取り、レイリーが抱く。
赤ちゃんの周りには薄い結界で覆われており、ウイルス対策はばっちりだ。
「レイチェル王女である!実は、ギアは男性でも妊娠出産できるよう研究をしていた。もう一人の被験者も順調に経過している。」
「それでは皆様にも研究の経緯をご覧いただきましょう。」
それはレポートと言う名のホームビデオ。
お腹がふくれていく様子。
そして、出産。
「男性同士で婚姻している者は、希望があれば受け入れよう。既にラブリー王国から要望が届いておる。」
それから陛下は、僕がお母様の実家の公爵位を継いだこと、お母様の聖女としてのこれまでの働きやお父様の功績(冷害に強い麦などの開発をしてた)を称えて爵位を2段階あげることを公表、(どうやら本当は元々爵位を上げるタイミングはあったけど、お父様が嫌がってたみたい…。欲がないお父様らしい。)さらに―――――
「ニアとマドレーヌの間にも、この度新しい命が芽生えた!」
ギアの不妊医療を受けたい者も城へ申し入れるように。
貴族平民問わず受け入れる。
個人情報は守る!
ぽかーんとする貴族たち。
『女性』というアドバンテージ、『爵位が低い』という問題が消えた。
そしてこの発表は、出席できなかった貴族や国民、他国へも公表され、トゥルース王国は生殖医療のメッカになるのである。
美しく、賢く、気高く、優しい。
聖女の子、レイリー様。
レイリー王太子妃万歳!
レイチェル王女万歳!
国中でお祝いは続いた。
どうしたのだろう。もしかしてついにギア様の正妃が決まったのか?
娘のいる貴族は浮き足立った。
「今日は皆に発表がある。ギアの正妃を発表する。」
固唾をのむ貴族たち。
「レイリー妃が王太子妃となる!」
レイリーは優雅に挨拶をした。
「陛下!いくら王太子殿下が溺愛しているからと!レイリー様は男性です!御子はどうなさります!」
「問題ない。ギアとレイリーの間に、この度姫が生まれた。」
侍従から赤ちゃんを受け取り、レイリーが抱く。
赤ちゃんの周りには薄い結界で覆われており、ウイルス対策はばっちりだ。
「レイチェル王女である!実は、ギアは男性でも妊娠出産できるよう研究をしていた。もう一人の被験者も順調に経過している。」
「それでは皆様にも研究の経緯をご覧いただきましょう。」
それはレポートと言う名のホームビデオ。
お腹がふくれていく様子。
そして、出産。
「男性同士で婚姻している者は、希望があれば受け入れよう。既にラブリー王国から要望が届いておる。」
それから陛下は、僕がお母様の実家の公爵位を継いだこと、お母様の聖女としてのこれまでの働きやお父様の功績(冷害に強い麦などの開発をしてた)を称えて爵位を2段階あげることを公表、(どうやら本当は元々爵位を上げるタイミングはあったけど、お父様が嫌がってたみたい…。欲がないお父様らしい。)さらに―――――
「ニアとマドレーヌの間にも、この度新しい命が芽生えた!」
ギアの不妊医療を受けたい者も城へ申し入れるように。
貴族平民問わず受け入れる。
個人情報は守る!
ぽかーんとする貴族たち。
『女性』というアドバンテージ、『爵位が低い』という問題が消えた。
そしてこの発表は、出席できなかった貴族や国民、他国へも公表され、トゥルース王国は生殖医療のメッカになるのである。
美しく、賢く、気高く、優しい。
聖女の子、レイリー様。
レイリー王太子妃万歳!
レイチェル王女万歳!
国中でお祝いは続いた。
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