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ケインさんすきっ
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ケインさんが帰ってきて…。
僕は、ケインさんの胸に飛び込んでしまった。
寮のみんなが、ひゅーひゅーと口笛を吹いた。
はずかしいっ。
それで、ケインさん。お父さんとお母さんに言うって。けじめだって。
今日は祝日。
僕も家に帰って、今、テーブルに向かい合っています。
お父さんお母さんと、僕とケインさんが。
「真面目に、お付き合いしますっ!結婚を前提に、息子さんと交際することをお許しくださいっ!」
ケインさん素敵。
「ケイン。お前、うちのラピスとどこまでやった?」
「もー。いいじゃないの。ラピスだっていい年した大人なのよ!若く見えても24歳なんだから…。それに私たちだって学生時代にラピスが出来たんだし…。おまいうじゃない?」
「おまいう??おまいうってなんだ?」
「お前がそれを言えるのかみたいな?うふふ、私は賛成よ。ラピスは前世から辛い思いをしてるから、包んでくれるような温かい年上の人がいいって思ってたわ。ケインが良い人だって言うのは私たちが一番よく知ってるじゃない?変な男よりずっといいでしょ?」
「だが…。だがっ。」
男親ってこんなもんよねーと、お母さんはケロリとしている。
最終的には、ぼくたちのこと、許してもらえた。
「ケインさん。これからよろしくねっ。僕、きすとか、えっちなことも全然分からないけど…。ケインさんは大人だからしたいよね。うまくできないかもしれないけど、ゆっくり、おしえてください。」
もじもじ言い切ったら、ケインさんが鼻血を出した。
お母さん―!お母さんー!!回復魔法~!!!
僕は、ケインさんの胸に飛び込んでしまった。
寮のみんなが、ひゅーひゅーと口笛を吹いた。
はずかしいっ。
それで、ケインさん。お父さんとお母さんに言うって。けじめだって。
今日は祝日。
僕も家に帰って、今、テーブルに向かい合っています。
お父さんお母さんと、僕とケインさんが。
「真面目に、お付き合いしますっ!結婚を前提に、息子さんと交際することをお許しくださいっ!」
ケインさん素敵。
「ケイン。お前、うちのラピスとどこまでやった?」
「もー。いいじゃないの。ラピスだっていい年した大人なのよ!若く見えても24歳なんだから…。それに私たちだって学生時代にラピスが出来たんだし…。おまいうじゃない?」
「おまいう??おまいうってなんだ?」
「お前がそれを言えるのかみたいな?うふふ、私は賛成よ。ラピスは前世から辛い思いをしてるから、包んでくれるような温かい年上の人がいいって思ってたわ。ケインが良い人だって言うのは私たちが一番よく知ってるじゃない?変な男よりずっといいでしょ?」
「だが…。だがっ。」
男親ってこんなもんよねーと、お母さんはケロリとしている。
最終的には、ぼくたちのこと、許してもらえた。
「ケインさん。これからよろしくねっ。僕、きすとか、えっちなことも全然分からないけど…。ケインさんは大人だからしたいよね。うまくできないかもしれないけど、ゆっくり、おしえてください。」
もじもじ言い切ったら、ケインさんが鼻血を出した。
お母さん―!お母さんー!!回復魔法~!!!
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