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よく分からない愛
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「どういうことなのだ。お前はどうしてもレイリーを愛しているから娶ったのではないのか?」
たぶん、一番困惑しているだろうに、陛下は顔には出さない。
「愛しています。毎日腹に注いで、常に体の内を私のもので満たしていることを想像するだけで滾ります。私の研究が成功し、無事に子が生まれれば、世界は喜びに沸くでしょう。」
「そうじゃないでしょう!真顔で卑猥なことを赤裸々に語るのではありません!」
マドレーヌはすかたん、とギアの後頭部をどついた。
「何かおかしいか?愛しているから、愛している人との子が欲しいと願うし、抱きたいと欲情するのだろう!?私はほかの者では勃たん!レイリーだけだ!私が欲しいのは!」
シーンと執務室が静まり返る。
ちょっと待って。
僕は愛されているの?
奴隷じゃないの?
私のものになれって………。
顔が赤くなる。
「ふむ。というわけだ。ニア。よかったな。マドレーヌはお前が良いらしいし、ギアたちも仲良しみたいだぞ。」
陛下は咳払いすると、僕らを追い出した。
「マドレーヌっ!本当に?僕は子が出来ないかもしれないのに………。」
「愛してますもの。それにきっと、そのうちギアが治してくれますわ。」
わああと、ニア殿下はマドレーヌ様に甘えるように抱きしめた。
僕は恥ずかしくて、ギアの顔が見られない。
「愛してくれているの分かりました。研究も理解しています。だけど、もう少し…………優しくしてください。」
感情表現が苦手な夫の手をとった。
なんとなく、今夜は甘く溺愛されそう。
たぶん、一番困惑しているだろうに、陛下は顔には出さない。
「愛しています。毎日腹に注いで、常に体の内を私のもので満たしていることを想像するだけで滾ります。私の研究が成功し、無事に子が生まれれば、世界は喜びに沸くでしょう。」
「そうじゃないでしょう!真顔で卑猥なことを赤裸々に語るのではありません!」
マドレーヌはすかたん、とギアの後頭部をどついた。
「何かおかしいか?愛しているから、愛している人との子が欲しいと願うし、抱きたいと欲情するのだろう!?私はほかの者では勃たん!レイリーだけだ!私が欲しいのは!」
シーンと執務室が静まり返る。
ちょっと待って。
僕は愛されているの?
奴隷じゃないの?
私のものになれって………。
顔が赤くなる。
「ふむ。というわけだ。ニア。よかったな。マドレーヌはお前が良いらしいし、ギアたちも仲良しみたいだぞ。」
陛下は咳払いすると、僕らを追い出した。
「マドレーヌっ!本当に?僕は子が出来ないかもしれないのに………。」
「愛してますもの。それにきっと、そのうちギアが治してくれますわ。」
わああと、ニア殿下はマドレーヌ様に甘えるように抱きしめた。
僕は恥ずかしくて、ギアの顔が見られない。
「愛してくれているの分かりました。研究も理解しています。だけど、もう少し…………優しくしてください。」
感情表現が苦手な夫の手をとった。
なんとなく、今夜は甘く溺愛されそう。
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