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僕は何時までも待てるよ?だってリリアンが一番大切だから。

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「今日はアイツをぶっ飛ばしてやりましたよ。授業でですけどね。」

カカ、朗らか!


「カカは剣も体術も騎士団長仕込みの本格派なんだよ。一時期、アレと一緒に城で習っていて…、アイツは武術は嫌だって逃げて、実際はカカだけが受けたんだよな?」

へぇ~!そうなんだ、すごい!


「カカって……やっぱりモテるよね?」

「リリアン、やきもち妬いてくれるの?でも安心して!僕はリリアン一筋だからね!」


「…で、でも。僕、7つも年下だし、それに、めんどくさいでしょ。こんな体質…。」

「トラウマはリリアンのせいじゃないし、リリアンが大人になるまでに、僕のこと平気だって、結婚したいって思ってもらえたらいいかな。時間がいっぱいあってラッキーって思ってるよ。」



ケイトがすっと出してきたのは、実家のハーブティー。


なんかどきどきしちゃう。


13歳になって、カカはものすごくカッコよくなったの。



「あのね、カカ、もうすぐデビュタントでしょ?」


「うん。」


「デビュタントのお洋服とアクセサリー、僕作るね!」

「ありがとう、リリアン。何よりも嬉しい。かなうならば、そろいの服を着たリリアンを連れて行ってエスコートしたいけど、アイツがいるから、帰ったら家で踊ってくれたら嬉しいな。できたらでいいんだけど。」


遠慮がちな指先が揺れる。



どうしたんだろう。カカにちゅって、額にふれてほしいだなんて。


俺、どうしたんだろう。
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