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ヘアメイクも俺に任せてくださいね!

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あぁ~っ!楽しいぃ~!

素材がいいから湧き上がるアイディア!

しかもケイトも思う存分オシャレさせてあげられる!


デザインを起こし、パターンナーさんにパターンにしてもらうと、みんなで裁断。
ちくちくっと縫い上げていく。

おばあさま、コルセットなんていらないよぉ!ぽんっきゅぽん!
ケイトはたわわなのに垂れていないし…。甘くて可憐な容姿だけど、胸がものすごく大きいからふくよかに見えるんだよね。下品にならないようにしないと。デコルテは見せて、ウエストの細さがみえるように切り返して…。
髪がピンクだからケイトは薄く桃色が入ったパールカラーかな。髪には真珠を飾っちゃおう。
おばあさまは左右非対称のデザイン。もちろんヘアも片方に寄せてあげ、髪飾りで華やかに。
俺たち家族はパールブルーと濃い青でいこう。ビューテ侯爵やグレイシャス…お父様の瞳の色だ。
うーん。
侯爵…おじい様だけはグリーンでもいいかな。おばあさまの目の色だし。




「リリアンは相変わらずすごいなぁ。でも少しは休憩も入れてね?」

カカは侍女にテーブルセットを用意させ、皆の分の軽食とお茶を並べた。

サンドイッチをひとつまみ。

俺の口にもってくる。


「はい、あーん。」



「もぐもぐ…おいしい。休憩します。」


「うーん、すごいなぁ。さすが我が息子。完ぺきなデザインだ。ドレスのスカートはおばあさまのは片方が短くてスリットが入ってるんだね。でも下から乗馬服のようなパンツと軍靴のようなブーツを合わせているから、はしたなくはない。」

これは、新しい流行がきますよ。

お父様がくっくと笑ってる。



ありがとう。二人とも、僕がしたいようにさせてくれて。
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