真面目な近衛騎士は借金返済のために雄っぱぶ嬢になりました。

番外編

でばがめ王子の幸せはどっちだ６

「セイ殿下は本当に可愛らしいですね。私の領地は海が近いので、新鮮な魚介類がいつでも食べられますよ。」

「はぁ…。」

真っ黒な肌に赤毛のポセ＝イドン伯爵令息。

ぐいぐい来るの辛い。
陽キャは陰キャにはきつい！

「ごめんなさい、私は甲殻類と海藻と魚のアレルギーなんです。（嘘）」



「セイ殿下は何にも考えなくても大丈夫！全て私にお任せください。」

がり勉眼鏡男子、青い髪の七三分け、キジョウ＝クーロン。隣国ウーロンの公爵令息。（婿入り可）

「なんだか、私が馬鹿みたいに聞こえるのはちょっと…。」



はぁ…。案の定私が産む方だよ…！




「セイ、全部断らないで頂戴！」

「だって碌でもないんだもの！合わない人とは結婚できない！」





「じゃあセイ様、僕と結婚しましょう！」


「ん？」



振り返ると、指が頬をついた。





シャドー！！？