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番外編
前侯爵の顛末3
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「ま、まごっ。そうだ!私も祖父として孫と遊んだり勉強を教えてあげ「結構です。」」
「スティーブは放ったらかしだったじゃないですか。」
「ジェームズの時もですわ。」
「それは、仕事が、忙しくて」
「家令が殆どやっていたのに?むしろ子どもができても関わってほしくありません。悪影響を与えられては困りますから。」
じ、ジェームズ!
「す、スティーブ悪かった!でも、お前が子どもの頃は可愛がっただろう⁉」
「可愛がられた覚えはありません。もしかしてお小遣いをくれたことですか?都合のいいときにお金だけ恩着せがましく渡されても…。」
パンパン!
ジェームズが手を叩く。
「荷物は後で送る。父上を別荘にご案内して。」
騎士たちに簀巻きにされた。
ジェームズの私設騎士団か!
王家の影顔負けの諜報部隊もあるという………。
こんなの逃げられないじゃないか!
馬車に揺られてたどり着いた別荘は、一人身には広い。
屋敷に待っていたのは、医師と屈強な山の男たち。
薬を嗅がされて、気がついた時はパイプカットされていた。
山男がここの使用人らしい。
住み込みだそう。
侍女は?侍女はいないの?
ボインの侍女は?
ボインの男は要らないんだけど。
山男は夫夫で、働きぶりで子を持つための神の恵が得られるらしい。
ちくしょう!
だけど、女遊びはしてもいいって言っていたな。
「女を呼べ!」
「旦那、呼んでも構わないけど、この辺で呼べるのは婆さんだけだぜ?それに、旦那の生活費は1か月5万だぞ?」
「ごまん⁉」
「俺達の手当とか屋敷の維持管理に必要な分はジェームズ様から別に貰えるけど、衣装代や遊興費はそれだけだ。あ、嗜好品もな。俺達にとっては充分な額だが、旦那にとっては僅かだろう。清貧に暮らすことだよ。」
「安い女を買えば、病気をうつされてあの世行きだ。女遊びは卒業したほうがいい。」
ええっ!
パイプカットまでされたのに?!
「そんなにヤルのが好きなら、一人でヤッてれば?ケツのイキ方教えてやろうか?」
ひいい!
屈強な男に囲まれて、逃げられない。
男しかいない!
女が見たいよ…………
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じ、ジェームズ!
「す、スティーブ悪かった!でも、お前が子どもの頃は可愛がっただろう⁉」
「可愛がられた覚えはありません。もしかしてお小遣いをくれたことですか?都合のいいときにお金だけ恩着せがましく渡されても…。」
パンパン!
ジェームズが手を叩く。
「荷物は後で送る。父上を別荘にご案内して。」
騎士たちに簀巻きにされた。
ジェームズの私設騎士団か!
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こんなの逃げられないじゃないか!
馬車に揺られてたどり着いた別荘は、一人身には広い。
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ボインの男は要らないんだけど。
山男は夫夫で、働きぶりで子を持つための神の恵が得られるらしい。
ちくしょう!
だけど、女遊びはしてもいいって言っていたな。
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ええっ!
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「そんなにヤルのが好きなら、一人でヤッてれば?ケツのイキ方教えてやろうか?」
ひいい!
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