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番外編
竜狩りの英雄とその相棒
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「お母さん、おはよう。今日もお父さんたちは元気だよ。もちろん僕たちもね。」
僕の名前はイータ。
お父さん譲りの明るい金髪と、お母さん譲りの菫色の瞳。
12歳だから、普段は教会の寺子屋に通っているんだ。
弟たちは、お母さんによく似た青い髪をしてる。
僕は写真のお母さんに語り掛けながら、祈りを捧げる。
僕は、ゼータお母さんとリンクレットお父さんの間に生まれた3人兄弟の一番お兄さんだ。
お父さんとお母さんは若い頃から冒険者をしていて、パートナーだったんだって。
元々、同じ村の孤児で、修道院で幼馴染として育った二人は、当然のようにある時男女を意識するようになり、結婚して僕がお腹にできて………、お母さんは冒険者を辞めた。
僕を始め3人の男の子が生まれて、そして、流行り病にかかってあっという間にお母さんは死んでしまった。
お父さんが何の仕事を始めたか知らないけど、お父さんは冒険者をやめてしまった。
どんなに強くて恐ろしい魔物でも、お父さんにかかればちょちょいのチョイなんだ!
カッコいい自慢のお父さんだったのに…。
何をしてたかは知らないけど、夜になると厳重に戸締りをしてそっと出ていくんだ。
それでなんでか知らないけど、今、僕たちの家には、お父さんの友達が一緒に住んでいる。
お父さんたちが冒険者をやっていたときからの知り合いなんだって。
「あぁー!またおとーさんたちがお相撲してるぅ!」
僕は頭を抱える。
「こら、サータ!」
扉を開けると、同じベッドでくっついているお父さんとお友達。
「サータはこっちで遊ぼうね。そうだ、ニータも!薬草詰みにいかないか?」
「あい!」
お願いだから、僕たちのいないときにしてください。
お父さんは新しいお父さんのお嫁さんになった。
僕の名前はイータ。
お父さん譲りの明るい金髪と、お母さん譲りの菫色の瞳。
12歳だから、普段は教会の寺子屋に通っているんだ。
弟たちは、お母さんによく似た青い髪をしてる。
僕は写真のお母さんに語り掛けながら、祈りを捧げる。
僕は、ゼータお母さんとリンクレットお父さんの間に生まれた3人兄弟の一番お兄さんだ。
お父さんとお母さんは若い頃から冒険者をしていて、パートナーだったんだって。
元々、同じ村の孤児で、修道院で幼馴染として育った二人は、当然のようにある時男女を意識するようになり、結婚して僕がお腹にできて………、お母さんは冒険者を辞めた。
僕を始め3人の男の子が生まれて、そして、流行り病にかかってあっという間にお母さんは死んでしまった。
お父さんが何の仕事を始めたか知らないけど、お父さんは冒険者をやめてしまった。
どんなに強くて恐ろしい魔物でも、お父さんにかかればちょちょいのチョイなんだ!
カッコいい自慢のお父さんだったのに…。
何をしてたかは知らないけど、夜になると厳重に戸締りをしてそっと出ていくんだ。
それでなんでか知らないけど、今、僕たちの家には、お父さんの友達が一緒に住んでいる。
お父さんたちが冒険者をやっていたときからの知り合いなんだって。
「あぁー!またおとーさんたちがお相撲してるぅ!」
僕は頭を抱える。
「こら、サータ!」
扉を開けると、同じベッドでくっついているお父さんとお友達。
「サータはこっちで遊ぼうね。そうだ、ニータも!薬草詰みにいかないか?」
「あい!」
お願いだから、僕たちのいないときにしてください。
お父さんは新しいお父さんのお嫁さんになった。
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