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閑話 マンゴーさん
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「はぁぁ…。」
「どうしたんだ、マンゴー。」
金髪のマンゴーは、じとっと目の前の男を見る。
至近距離で。
何故なら、今は接客中。
男の脚に跨って、胸をはだけさせ、抜群の胸筋をこれでもかとむっちり押し付ける。
「だって俺、もう30だからさ。そろそろ嬢としては年増だろ?」
「何を今さら。子どもたちだってまだ幼いだろ。」
「幼いって言ったって、上はもう12歳になる。元々、あいつに似て賢い子だったしな。蓄えも出来たし、昼の仕事してもいいかなって。それにさ、ココ、ママが辞めるんだ。昔の彼と結婚だってさ。」
「へえ、そうなんだ。」
「みかんちゃんは王太子妃だし、イチゴも公爵夫人?キウイもやめて…。今いるキャストは新しく入って来たやつばっかで、若すぎて話も合わねえしよ。」
「だったらさ、俺の奥さんになってよ。」
「うへえ、まじか?」
「まじだって。いつも言ってるだろ!昔からお前のことが好きだったって。」
「いや、それは…リップサービスかと。お前、俺が売れそうもないから買いに来てくれているとばかり。」
「冒険者ったって稼ぎはたかがしれてるんだぞ!そんなんで毎日来るかよ!」
「へ、へぇ~…。そうなんだ……。」
「……そうだよ。」
「じゃ やっとく?」
「いいのか…。」
「体の相性も大事だろう。俺もかみさん亡くなってから、ちょーひさしぶり。」
相手のズボンとパンツをおろして、自分もおろす。
「うはぁ、でっけー…。俺もデカい方だけど、初めて見たわ。そんなん。入るかな。」
初めての夜は、ちょっぴり流血事件。
準備は怠ることなかれ。
リベンジに期待。
「どうしたんだ、マンゴー。」
金髪のマンゴーは、じとっと目の前の男を見る。
至近距離で。
何故なら、今は接客中。
男の脚に跨って、胸をはだけさせ、抜群の胸筋をこれでもかとむっちり押し付ける。
「だって俺、もう30だからさ。そろそろ嬢としては年増だろ?」
「何を今さら。子どもたちだってまだ幼いだろ。」
「幼いって言ったって、上はもう12歳になる。元々、あいつに似て賢い子だったしな。蓄えも出来たし、昼の仕事してもいいかなって。それにさ、ココ、ママが辞めるんだ。昔の彼と結婚だってさ。」
「へえ、そうなんだ。」
「みかんちゃんは王太子妃だし、イチゴも公爵夫人?キウイもやめて…。今いるキャストは新しく入って来たやつばっかで、若すぎて話も合わねえしよ。」
「だったらさ、俺の奥さんになってよ。」
「うへえ、まじか?」
「まじだって。いつも言ってるだろ!昔からお前のことが好きだったって。」
「いや、それは…リップサービスかと。お前、俺が売れそうもないから買いに来てくれているとばかり。」
「冒険者ったって稼ぎはたかがしれてるんだぞ!そんなんで毎日来るかよ!」
「へ、へぇ~…。そうなんだ……。」
「……そうだよ。」
「じゃ やっとく?」
「いいのか…。」
「体の相性も大事だろう。俺もかみさん亡くなってから、ちょーひさしぶり。」
相手のズボンとパンツをおろして、自分もおろす。
「うはぁ、でっけー…。俺もデカい方だけど、初めて見たわ。そんなん。入るかな。」
初めての夜は、ちょっぴり流血事件。
準備は怠ることなかれ。
リベンジに期待。
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