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最終章
最後の氷魔、戦場へ
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「はーーーーーーーっはっはっは!!!」
魔女の高笑いがこだまする。
唸り声をあげて、根を暴れさせている巨大な化け物は、根と交戦する兵士たちを煩わしそうに触手で薙いで打ち捨てた。
「触手が多い、集中して攻撃しよう!!」
「メフィストさま!アル!ルウちゃん!!」
シイナ、ベータと合流する。
アルファが炎の弓で触手を焼く。
シイナが蔦で、触手をとらえる。
ベータは鋭い風の刀で切り裂く。
メフィストは光の球を放った。
ウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!!
攻められ、触手が増える。
違う方向から来た触手が、こっちに向かってきた。
「だめぇっ!!!」
ルウが、結界の転用で防御壁を展開する。
ボッ!!!
シュシュッ!!!
こっちの攻撃は、確かに向こうに届いているのに、ダメージの感触がない。
「ダメか…!!」
「封印…。」メフィストが呟く。「ルウ、封印できないかやってみてくれないか。」
「わかった…!」
おねがい…!!!!!
ルウの体が青白く光る。
化け物の胴を一周する魔法陣が展開され、
アアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!
化け物が苦しむ。
魔法陣に吸い込まれる。ーーーーーが、一瞬。
魔女の指が鳴り、封印が解け、そして、逆上して攻撃を受けた。
「キャアアア!」
「ふん、残念ね。私は、封印を解く力なの。」
「そんな…。」
ぽん、と私の肩にメフィストが手をやる。
「封印が有効ということがわかった、あの女性をなんとか抑えれば…。攻撃の合間の隙をつくことができれば、勝算はある!」
「その通りだ。」
突然現れた者の、
凛とした声が戦場に響く。
白い軍服の美しい男。
総司令室にいるはずの、リュウだった。
魔女の高笑いがこだまする。
唸り声をあげて、根を暴れさせている巨大な化け物は、根と交戦する兵士たちを煩わしそうに触手で薙いで打ち捨てた。
「触手が多い、集中して攻撃しよう!!」
「メフィストさま!アル!ルウちゃん!!」
シイナ、ベータと合流する。
アルファが炎の弓で触手を焼く。
シイナが蔦で、触手をとらえる。
ベータは鋭い風の刀で切り裂く。
メフィストは光の球を放った。
ウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!!
攻められ、触手が増える。
違う方向から来た触手が、こっちに向かってきた。
「だめぇっ!!!」
ルウが、結界の転用で防御壁を展開する。
ボッ!!!
シュシュッ!!!
こっちの攻撃は、確かに向こうに届いているのに、ダメージの感触がない。
「ダメか…!!」
「封印…。」メフィストが呟く。「ルウ、封印できないかやってみてくれないか。」
「わかった…!」
おねがい…!!!!!
ルウの体が青白く光る。
化け物の胴を一周する魔法陣が展開され、
アアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!
化け物が苦しむ。
魔法陣に吸い込まれる。ーーーーーが、一瞬。
魔女の指が鳴り、封印が解け、そして、逆上して攻撃を受けた。
「キャアアア!」
「ふん、残念ね。私は、封印を解く力なの。」
「そんな…。」
ぽん、と私の肩にメフィストが手をやる。
「封印が有効ということがわかった、あの女性をなんとか抑えれば…。攻撃の合間の隙をつくことができれば、勝算はある!」
「その通りだ。」
突然現れた者の、
凛とした声が戦場に響く。
白い軍服の美しい男。
総司令室にいるはずの、リュウだった。
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