【完結】王子様たちに狙われています。本気出せばいつでも美しくなれるらしいですが、どうでもいいじゃないですか。

竜鳴躍

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大丈夫だもん

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「性交渉なんだけど………。初めてなのに勧められないよ。だから、ホワイトも言わなかったんだと思うし。いつもより酷いみたいだけど、休ませてあげればよくなるから。」


クミン様はそういうけど。


「俺、やる!」

だって、こんなに辛そうなのに見てられないもん!

「大丈夫だから!」


「…………君がそういうなら。」



クミン様は、お城の客室を用意してくれて。

ホワイト様は、まだ気を失ったままで。

俺は、ソルト様やミリー先生にやり方を聞いてから、お風呂で準備をして、部屋に戻った。




裸になって、ベッドに入って。

ホワイトのズボンを脱がせる。


重い。

気を失っているからだな。

ホワイトのは大きいけど、萎えていて。

これをまずは立たせないとか。



恐る恐る、手でスリスリこすこすすれば、徐々に硬くなってきた。

「いけるかな……。」


跨ってみる。


ぺたんと、ただおなかに座る感じになってしまった。

どうしよう。

なかなか、入れるの難しそう。



よいしょ、と握りしめて腰を浮かすと、ガッと彼を握っている手首を捕まえられた。


「き………みは、なにをして………るんだ。やめ、なさい。」


起きたの?


「いいんだ、えっちしよ!こんなに苦しそうなの見てられない!」

「こんなふうに君としたくない。」

「大丈夫、俺だってホワイトとはしたい。その時期が早くなるだけじゃん。」







いじらしい。

私のために。

ホワイトはじーんと胸が熱くなった。
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