【完結】王子様たちに狙われています。本気出せばいつでも美しくなれるらしいですが、どうでもいいじゃないですか。

結ばれたい？

めいめいの楽しい集まりが終わり、旦那側はパートナーを迎える。

「ソルトぉ！愛してるぞぉ！」
「もう、やだっ。カモミール呑みすぎ！酒くさいよ！僕じゃ支えられないんだからね！」

そんなによっぱらったら、アッチも立たないじゃないか。


「僕のアニスは、酔っぱらいじゃなくてよかった。」
「ソルトに迷惑をかけたくないしね。」



「じゃあ、みんな。また招待するから、定期的に会おう。来月、式を楽しみにしているから。」



僕たちはアニスやカモミールの馬車で家に帰り、ブラックお兄様は、ミリーさんを送った。




「ミリーさん。」

「はい。」

「たのしかったですか？」

「はい。初めは緊張しましたが。クミン様はあんなにフランクな方だったのですね。おなかを愛おしそうにされて、愛情深い、いいお母様になれると思います。」


「楽しかったのなら、良かったです。」


「「あの」」


「ブラック様、どうぞ。」


「ミリーさんを抱きたいと思っています。あなたさえ、いいのなら。そういうこと、したいと。」


「えっ」

ミリーの顔が赤くなる。


「だめなわけ、ないじゃないですか。俺、あなたになら。」


結ばれたいと、願っています。