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「では、お父様お母様、お兄様。行ってまいります。」
僕は、今日デート。
水色のシャツにクリーム色のパンツ。
「お預かりします。」
「お守りします。」
アニス様と、団長と。
「楽しんでおいで。」
二人にエスコートされて、馬車に乗った。
二人とも無事で良かった。
二人に何かあったら………僕………。
ミリーさんがいてくれて良かった。
「アニス様、カモミール団長。今日はどこへ連れて行ってくれるのですか?」
「アニス、って呼んでほしいな。」
「カモミールって呼んでくれないかな。」
「お二人とも。僕、困るっていったじゃないですか。」
「今日こそは言ってもらうぞ。敬語もやめてもらおうか。」
「言わないと、我が愛しの女神、って呼ぼうか。」
ひいい!それは恥ずかしい!
でも、本当にいいのかしら。
顔が真っ赤になる。目が見れないよ。
「あっ………アニス。カモミール。」
「「ソルト!!」」
両脇からハグされる。
ふふ、なんだか照れくさいなあ。
ふたりとも大好き!
僕が二人いたらいいのに。
考えた瞬間。
僕の体が激しく光って。
目の前にもうひとりの僕がいた。
「え?」
「僕、ソルト。僕はカモミールが大好き。君はアニスが好きでしょう?」
もうひとりの僕は、カモミールの手を引いて向かい側の席に移った。
確かに僕の中から何かが抜けたような気がする。
ドスッ。
屋根に何かが落ちた。
窓からヌッとオラクル様が現れる。
「やっぱりこうなったね。」
オラクル様の祝福で、僕は分裂しちゃったみたい。
僕は、今日デート。
水色のシャツにクリーム色のパンツ。
「お預かりします。」
「お守りします。」
アニス様と、団長と。
「楽しんでおいで。」
二人にエスコートされて、馬車に乗った。
二人とも無事で良かった。
二人に何かあったら………僕………。
ミリーさんがいてくれて良かった。
「アニス様、カモミール団長。今日はどこへ連れて行ってくれるのですか?」
「アニス、って呼んでほしいな。」
「カモミールって呼んでくれないかな。」
「お二人とも。僕、困るっていったじゃないですか。」
「今日こそは言ってもらうぞ。敬語もやめてもらおうか。」
「言わないと、我が愛しの女神、って呼ぼうか。」
ひいい!それは恥ずかしい!
でも、本当にいいのかしら。
顔が真っ赤になる。目が見れないよ。
「あっ………アニス。カモミール。」
「「ソルト!!」」
両脇からハグされる。
ふふ、なんだか照れくさいなあ。
ふたりとも大好き!
僕が二人いたらいいのに。
考えた瞬間。
僕の体が激しく光って。
目の前にもうひとりの僕がいた。
「え?」
「僕、ソルト。僕はカモミールが大好き。君はアニスが好きでしょう?」
もうひとりの僕は、カモミールの手を引いて向かい側の席に移った。
確かに僕の中から何かが抜けたような気がする。
ドスッ。
屋根に何かが落ちた。
窓からヌッとオラクル様が現れる。
「やっぱりこうなったね。」
オラクル様の祝福で、僕は分裂しちゃったみたい。
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