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我々は何なのか、どこからきたのか

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金色の瞳が光り、光線で包まれる。



「………なっ!?」


紫の魔女は後ずさりし、赤い瞳のエルは目を見開き、茶色の髪の侍女は歓喜に両手で口をふさいだ。


「ジョージ!」



その力は、聖騎士の力。



「なっ!!なんでっ!!なんでまだそんな力がッ!?堕落したわけではないのッ!?」


「堕落とか堕ちたとか言うが、俺の心は昔から何一つ変わってはいない!」

正直、エルのことは何とも思ってない。
だけど、襲われている奴をみたら、『守りたい』って思うだろ?


大きな手をエネルギーで受け止めて、そのままぶん回す。


「ギャア!」


体勢を崩して、魔女は階段の上の左の方に飛ばされた。

ガラガラと壁が崩れ、上から下へ体が落ちる。

そして、その。


下の方の崩れた壁からは、妖しい何かが見えた。




「――――アレは?」

エルを見ると、エルも首をフルフルと振った。



バラッと、ガラクタが溢れる音がする。

悪魔が体を起こし、紫がこちらを見ている。

「あれはね、私たちがこの惑星に来るときに乗って来た乗り物。もう、だいぶ。前のことになる。」



それはもう、聖書よりも前の時代。


私たちはこの惑星に不時着した。



後に私たちの姿を見た地球人が、悪魔や神を伝承したのだ。




「さあ、パスワードを頂戴!!!!!」



「何を言ってるんだ!パスワードなんて、もう絶対に完成しない!」
エルが叫ぶ。

「お前はバカだ。僕を最後の一人にして。僕らはバラバラにパスワードを管理してた。他の持ち主はお前が殺してた!穴食いだらけの情報で、完成するもんか!」



さあっと魔女の顔色が変わった。
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