8 / 75
令嬢らはハッスルする
しおりを挟む
ほほほ。
私は公爵令嬢 マチルダ=マックイーンですわっ。
花も恥らう15歳!
でもまだ婚約者がおりませんの。
蜂蜜色の長い巻毛!
緑の瞳!
白磁の肌はなかなかの美貌だと思いますし、教養だってありますわっ。
ノワール殿下も、隣国のシャルリース殿下も婚約者がいらっしゃらないのよね!
これはチャンスだわ!
端ないことはしませんけど、この在学中にっ………。
キメてみせるわっ。
「マックイーン様?考えていることはわかりましてよ?」
「あっ、あなたは!リリス=ベネッセ公爵令嬢!」
教養はもちろん、銀髪ストレートに青い目のクールビューティ!
「私もお忘れでなくて?」
「カサンドラ=クロッカス辺境伯令嬢!!」
異国の血が混ざる褐色の肌に金髪の、セクシー・ダイナマイト!
「殿下を狙っているのは、貴方だけじゃない、そういうことですわ。」
ピリピリした空気が流れる。
そう、私達。ライバルですわね。
負けなくてよ。
正々堂々、いきましょう。
握手を交わそうとした瞬間。
「ぷっ……ひっ、はひ」
男の笑い声!?
出てきたのは、ノワール様の側近で宰相の息子のハーウェイ様。
水色の髪と瞳で怜悧な美形。
彼にも確か、婚約者はいない。
だが、彼は正直ご遠慮したい。
性格が最悪だから。
………その彼に、殿下の側近に聞かれた!
「いやあ、面白いね君たち。鼻息荒くてまるでイノシシ。」
アドバイスしとくけど、そういうの、殿下鋭いから。
「ライバルは強力だけど、ま、頑張って。」
頭をぽんと。
「な、なによ。」
ちょっとときめいちゃったじゃないの。
私は公爵令嬢 マチルダ=マックイーンですわっ。
花も恥らう15歳!
でもまだ婚約者がおりませんの。
蜂蜜色の長い巻毛!
緑の瞳!
白磁の肌はなかなかの美貌だと思いますし、教養だってありますわっ。
ノワール殿下も、隣国のシャルリース殿下も婚約者がいらっしゃらないのよね!
これはチャンスだわ!
端ないことはしませんけど、この在学中にっ………。
キメてみせるわっ。
「マックイーン様?考えていることはわかりましてよ?」
「あっ、あなたは!リリス=ベネッセ公爵令嬢!」
教養はもちろん、銀髪ストレートに青い目のクールビューティ!
「私もお忘れでなくて?」
「カサンドラ=クロッカス辺境伯令嬢!!」
異国の血が混ざる褐色の肌に金髪の、セクシー・ダイナマイト!
「殿下を狙っているのは、貴方だけじゃない、そういうことですわ。」
ピリピリした空気が流れる。
そう、私達。ライバルですわね。
負けなくてよ。
正々堂々、いきましょう。
握手を交わそうとした瞬間。
「ぷっ……ひっ、はひ」
男の笑い声!?
出てきたのは、ノワール様の側近で宰相の息子のハーウェイ様。
水色の髪と瞳で怜悧な美形。
彼にも確か、婚約者はいない。
だが、彼は正直ご遠慮したい。
性格が最悪だから。
………その彼に、殿下の側近に聞かれた!
「いやあ、面白いね君たち。鼻息荒くてまるでイノシシ。」
アドバイスしとくけど、そういうの、殿下鋭いから。
「ライバルは強力だけど、ま、頑張って。」
頭をぽんと。
「な、なによ。」
ちょっとときめいちゃったじゃないの。
0
お気に入りに追加
560
あなたにおすすめの小説

しっかり者で、泣き虫で、甘えん坊のユメ。
西友
BL
こぼれ話し、完結です。
ありがとうございました!
母子家庭で育った璃空(りく)は、年の離れた弟の面倒も見る、しっかり者。
でも、恋人の優斗(ゆうと)の前では、甘えん坊になってしまう。でも、いつまでもこんな幸せな日は続かないと、いつか終わる日が来ると、いつも心の片隅で覚悟はしていた。
だがいざ失ってみると、その辛さ、哀しみは想像を絶するもので……

家事代行サービスにdomの溺愛は必要ありません!
灯璃
BL
家事代行サービスで働く鏑木(かぶらぎ) 慧(けい)はある日、高級マンションの一室に仕事に向かった。だが、住人の男性は入る事すら拒否し、何故かなかなか中に入れてくれない。
何度かの押し問答の後、なんとか慧は中に入れてもらえる事になった。だが、男性からは冷たくオレの部屋には入るなと言われてしまう。
仕方ないと気にせず仕事をし、気が重いまま次の日も訪れると、昨日とは打って変わって男性、秋水(しゅうすい) 龍士郎(りゅうしろう)は慧の料理を褒めた。
思ったより悪い人ではないのかもと慧が思った時、彼がdom、支配する側の人間だという事に気づいてしまう。subである慧は彼と一定の距離を置こうとするがーー。
みたいな、ゆるいdom/subユニバース。ふんわり過ぎてdom/subユニバースにする必要あったのかとか疑問に思ってはいけない。
※完結しました!ありがとうございました!
魔界最強に転生した社畜は、イケメン王子に奪い合われることになりました
タタミ
BL
ブラック企業に務める社畜・佐藤流嘉。
クリスマスも残業確定の非リア人生は、トラックの激突により突然終了する。
死後目覚めると、目の前で見目麗しい天使が微笑んでいた。
「ここは天国ではなく魔界です」
天使に会えたと喜んだのもつかの間、そこは天国などではなく魔法が当たり前にある世界・魔界だと知らされる。そして流嘉は、魔界に君臨する最強の支配者『至上様』に転生していたのだった。
「至上様、私に接吻を」
「あっ。ああ、接吻か……って、接吻!?なんだそれ、まさかキスですか!?」
何が起こっているのかわからないうちに、流嘉の前に現れたのは美しい4人の王子。この4王子にキスをして、結婚相手を選ばなければならないと言われて──!?

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)

【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。

【完結】義兄に十年片想いしているけれど、もう諦めます
夏ノ宮萄玄
BL
オレには、親の再婚によってできた義兄がいる。彼に対しオレが長年抱き続けてきた想いとは。
――どうしてオレは、この不毛な恋心を捨て去ることができないのだろう。
懊悩する義弟の桧理(かいり)に訪れた終わり。
義兄×義弟。美形で穏やかな社会人義兄と、つい先日まで高校生だった少しマイナス思考の義弟の話。短編小説です。

いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。

転生したら魔王の息子だった。しかも出来損ないの方の…
月乃
BL
あぁ、やっとあの地獄から抜け出せた…
転生したと気づいてそう思った。
今世は周りの人も優しく友達もできた。
それもこれも弟があの日動いてくれたからだ。
前世と違ってとても優しく、俺のことを大切にしてくれる弟。
前世と違って…?いいや、前世はひとりぼっちだった。仲良くなれたと思ったらいつの間にかいなくなってしまった。俺に近づいたら消える、そんな噂がたって近づいてくる人は誰もいなかった。
しかも、両親は高校生の頃に亡くなっていた。
俺はこの幸せをなくならせたくない。
そう思っていた…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる