最愛を亡くした男は今度こそその手を離さない

竜鳴躍

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デートの違い

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「アルファさん、こっちこっち。」

顔に傷のある地位も名誉もありそうな大人と眩いばかりの美少年のカップルは極めて目立つ。

目的地につくまでに何回職務質問を受けただろうか。


違うよ!エンコーじゃないよ!



カラオケもビリヤードもゲームセンターもボウリングもある娯楽施設に入ると、竜は年相応の少年のようにはしゃいだ。

「うわあ、すごっ。」



ダーツやボウリングは得意だ。

元々弓師だったから。



たわいもない会話をして、時間はあっという間に過ぎる。


「本当は映画とかプールとかもいいんだけど、こっちの映画って魔界の人にはどうかなと思って。プールは義手が錆びそうだし、遊園地やテーマパークもなんか違うし。」

「テーマパークに行きたいなら行くぞ?ケモミミだってつけても構わない。」


「ねえ、もうすぐ夏休みなんだけど、部会で海に合宿行くんだ。一緒に行きたいって、迷惑かな?」


アルファさんと一緒にいたい。

花火、一緒にしたいな。





そう言った時、彼の友人の林君が現れた。

「あ。加々美!アルファさんとデート?」


「うん。」

「最近アルファさんばっかだよね、また俺ともデートしようぜ!」

「うん。じゃあね!」



「竜………?」




我ながらぷちんと何かが弾けた。


「君はあの子ともデートしてるのか?」


「え、あ。違うよ!友だちと遊びに行くのも最近ではデートっていうんだよ。」

「じゃあ今日のデートとの違いってなに?」



おじさんには分からないよ!?
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<関連作>①https://www.alphapolis.co.jp/novel/355043923/745514318②https://www.alphapolis.co.jp/novel/355043923/186571339第1話がダイジェストなので、よろしかったらご覧になっていただけると嬉しいです。
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