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先王の王子と怪しい側近
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「ビクトール殿下だわ!素敵ねぇ!」
「最近まで命を狙われる危険があったから、女性を装っていたらしいわ。」
「これでこの国も安泰だな!先王に王子がいたのだから、次期陛下はビクトール様だろう!」
ぐぬぬぬぬ…………
次期王位は私のものだっ!
今さら実は男だったと言われても………。
サディはあいつの腰巾着で私を上から目線で見るし、父も母もあいつの言いなりだし、何なんだ!
あいつが卒業したら、王位を渡して隠居するって何だよもう!
ギリギリ歯を食いしばりながら壁からビクトールを見る。
家では傍にはサディがいるが、学園ではエクスがいる。
絵になる二人の貴公子に、黄色い悲鳴があちこちであがり、失神者までいる。
悔しい!
「エクス、休憩時間は私の部屋に行こうね。ランチは一緒に食べよう。エクスに私が手ずから食べさせたいな………」
「やだ………っ。恥ずかしいですっ。」
なんだ、甘い空気だな?
ビクトールのやつ男色なのか?
男色は子をなせない。
次期陛下として不適格じゃないか?
それとも…………
もしかして、エクスは女なのか?
よく見れば線は細いし、女でもおかしくない顔をしている。
だとしたら重罪だし、それを知って隠してるビクトールも同じだ!
ケケケ。次期王位は私のものだっ!
「最近まで命を狙われる危険があったから、女性を装っていたらしいわ。」
「これでこの国も安泰だな!先王に王子がいたのだから、次期陛下はビクトール様だろう!」
ぐぬぬぬぬ…………
次期王位は私のものだっ!
今さら実は男だったと言われても………。
サディはあいつの腰巾着で私を上から目線で見るし、父も母もあいつの言いなりだし、何なんだ!
あいつが卒業したら、王位を渡して隠居するって何だよもう!
ギリギリ歯を食いしばりながら壁からビクトールを見る。
家では傍にはサディがいるが、学園ではエクスがいる。
絵になる二人の貴公子に、黄色い悲鳴があちこちであがり、失神者までいる。
悔しい!
「エクス、休憩時間は私の部屋に行こうね。ランチは一緒に食べよう。エクスに私が手ずから食べさせたいな………」
「やだ………っ。恥ずかしいですっ。」
なんだ、甘い空気だな?
ビクトールのやつ男色なのか?
男色は子をなせない。
次期陛下として不適格じゃないか?
それとも…………
もしかして、エクスは女なのか?
よく見れば線は細いし、女でもおかしくない顔をしている。
だとしたら重罪だし、それを知って隠してるビクトールも同じだ!
ケケケ。次期王位は私のものだっ!
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