【完結】美貌のオメガは正体を隠す

番外編など

たまには二人で２

すごーい！

かわいい！！


お城みたい！！！



テレビでっか！

えー、ゲームまであるの？


お風呂場ひろーーーーい！


ラブホテル、恐るべし…。



キョロキョロしている俺を見て、拓海はニコニコしてる。


「蜜瑠の家はもっとすごかったんじゃないの？」

「ううん。俺は離れからあんまりでなかったし…。」


今思うと、あれはあれで兄たちや前妻の身内から守ろうとした結果だったんだろうけれど。
寂しい少年時代だったな…。

離れにはあんまり物がなくて、そういう意味では実家を出ても生活水準の違いに違和感はなかったから、結果的にはよかった。

でも、月謝の高い塾にも通えたし、世間一般から見たら恵まれてたんだよね。
ご飯だっていいものが食べれたし。


イイ物であればいいってもんじゃないけど、父さんにはそれ以外どうしていいか分からなかったんだろう。

うちの海君にも年齢不相応なもの食べさせてなきゃいいけど。



「このお風呂ね。いろいろ仕掛けがあるんだよ。」

「えっ…。」


「さっき持ってきたアニメティを置いて？まずはお湯を溜めなきゃね。」




ドキドキ。



拓海がピッとテレビをつけて、ドリンクを注文した。


テレビで注文できるの？？？


しばらくしたら、小窓から注文したドリンクが届いた。


すご！




オレンジジュースを飲んで、お湯が溜まったお風呂場に行く。

服を脱いでいる間に拓海がキスしてくるから、感じちゃって大変だった。



浴槽に入浴剤を溶かして、花びらを撒いて。

拓海がスイッチを入れると、泡がブクブク出てきて、虹色に変化する光に照らされる。


「わぁ！すごい！」


そして。壁に備え付けのテレビが点くと。




『あっ！あっ！！ああぁん！すごい！』


ひゃああああああ。


『あん、いっちゃう。いくぅうう！』


拓海の手が伸びてきて、浴槽の中で乳首をくにくにつままれる。


「あぁっ、あん、やだぁ…。」


AVの声と、自分の声で恥ずかしい！！！




体温がだんだんあがる。



あっ、これ。発情期くるぅ！