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ハニーです。
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クラブ花園は、基本的にお酒を楽しむ店だ。
ここにはオメガがたくさんいる。
俺は行為は軽蔑しているが、オメガ本人は軽蔑していない。
何故なら、オメガは職業選択の自由が実質保証されていないからだ。
ヒートで休みがち、他の職員や取引先を誘惑する、手当り次第に発情する、産む機械。
そんな差別や偏見がオメガを性産業に追いやる。
俺もそうだが、抑制剤が高額すぎるんだ。
薬代のために、夜の蝶になる者も多い。
「室岡さん、今日は何のお酒にしますか?」
「どうしようかなあ、いつもと同じでいいよ。」
「ドンペリ?」
室岡さんはゲーム会社の社長さんだ。
まだ30代後半の清潔感のあるイケメンでアルファ。配偶者なし。
「…………ハニーちゃん。君との話は面白い。誰より美人だけど、他のオメガと違って教養があって………。」
「ありがとうございます。でも、他の子より生まれに恵まれただけですよ。オメガのせいで捨てられましたけど。」
「アルファに媚びないところも素敵だ。君は誰にも肌を許さない。」
「ありがとうございます。」
「………結婚してくれないか。」
「お客様困ります、あの子はもう指名が。」
入口が騒がしい。
なんだ、なんだ。
入口で騒いでいる男が、ベータの黒服を振り切って店内に入る。
力の強いアルファか。
それは、俺のテーブルの前に来た。
おい。嘘だろ。
北村。
「お前、こいつは俺のモノだ。席をかわれ。」
「ひ………!」
「室岡さん!?」
室岡さんはがくがく震え、金を置いて逃げるように去ってしまった。
くそっ、室岡さんイイお客様だったのに!
「お客様?マナーを守っていただかないと困ります。アルファの威嚇なんて……!」
ガッと手首を捕まえられる。
「!!」
いてえ。
「蜂谷。お前は、こんなところでバイトするな。」
「………ッ、なんでっ。」
「どうしても続けるなら、客は俺だけだ。金を落としてやるよ。マスター。」
顎で支配人を呼ぶ。
「奥、部屋あるんだろ。」
「ちょ」
奥の部屋。
お客様とそういうことをする部屋だ。
俺は使ったことはない。
「やめろよ!」
引きずるように連れて行かれる。
お客様がみてる。
スタッフも。
くそっ、俺。もうここにいられねえじゃねえかよ!
ここにはオメガがたくさんいる。
俺は行為は軽蔑しているが、オメガ本人は軽蔑していない。
何故なら、オメガは職業選択の自由が実質保証されていないからだ。
ヒートで休みがち、他の職員や取引先を誘惑する、手当り次第に発情する、産む機械。
そんな差別や偏見がオメガを性産業に追いやる。
俺もそうだが、抑制剤が高額すぎるんだ。
薬代のために、夜の蝶になる者も多い。
「室岡さん、今日は何のお酒にしますか?」
「どうしようかなあ、いつもと同じでいいよ。」
「ドンペリ?」
室岡さんはゲーム会社の社長さんだ。
まだ30代後半の清潔感のあるイケメンでアルファ。配偶者なし。
「…………ハニーちゃん。君との話は面白い。誰より美人だけど、他のオメガと違って教養があって………。」
「ありがとうございます。でも、他の子より生まれに恵まれただけですよ。オメガのせいで捨てられましたけど。」
「アルファに媚びないところも素敵だ。君は誰にも肌を許さない。」
「ありがとうございます。」
「………結婚してくれないか。」
「お客様困ります、あの子はもう指名が。」
入口が騒がしい。
なんだ、なんだ。
入口で騒いでいる男が、ベータの黒服を振り切って店内に入る。
力の強いアルファか。
それは、俺のテーブルの前に来た。
おい。嘘だろ。
北村。
「お前、こいつは俺のモノだ。席をかわれ。」
「ひ………!」
「室岡さん!?」
室岡さんはがくがく震え、金を置いて逃げるように去ってしまった。
くそっ、室岡さんイイお客様だったのに!
「お客様?マナーを守っていただかないと困ります。アルファの威嚇なんて……!」
ガッと手首を捕まえられる。
「!!」
いてえ。
「蜂谷。お前は、こんなところでバイトするな。」
「………ッ、なんでっ。」
「どうしても続けるなら、客は俺だけだ。金を落としてやるよ。マスター。」
顎で支配人を呼ぶ。
「奥、部屋あるんだろ。」
「ちょ」
奥の部屋。
お客様とそういうことをする部屋だ。
俺は使ったことはない。
「やめろよ!」
引きずるように連れて行かれる。
お客様がみてる。
スタッフも。
くそっ、俺。もうここにいられねえじゃねえかよ!
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