惑星エトー神の召喚と裏切りの王ー

本編

継承と別離と集合と、盛大な仕返し３

「エッ…。死んでしまった者は回復できないって…。貴方は一体？」

ミユキの大きな目は涙が渇いて、ぱちぱちと睫毛をはたいた。



え？

ギリギリ生きていたわけじゃ？



「優斗さま。いいところに彼らも来たよう。紹介します。」

目の前にモスグリーンの服を着たおかっぱ頭の少年と、セクシーにぴっちりした服を着たふわふわな髪型の女性が現れる。

少年の頭には帽子があってわからないけど、尻尾のようなものが揺れて。

女性の頭には大きな耳がある。
そして細長い、尻尾。


「守護心ケン。犬の守護心です。探索が得意ですが、偵察もできます。」

「守護心モル。子の守護心だっちゃ。分裂と毒攻撃が得意ですっちゃ。」


「二人がホテルの方で騒動を起こしてくれたから、しばらくこの地は誰もよりつかないでしょう。」
ミイの視線は冷たい。

「ウー、もういいのでは？」


「でもまあ、まずは、彼らを安全な場所まで誘導してからにしましょう。」


復活した聖女様に、奴隷の集落のエト人たちは喜んでいる。




「あ。わたし、もう、行きます…」


ミユキは大きく頭を下げて、行こうとした。
あの男の娘であり、地球人である自分が彼らといてはいけない気がする。



「どこへ行くの？あなたは確かに地球人かもしれない。でも、彼らが嫌だから、逃げてるのでしょう？」

聖女スーリは呼び止める。


「ね、ミイ、貴方、彼らと行きたいのでしょう？私は行けないけど、行くといいと思うの。聖女ですもの、あなたがいるときと比べたら強い回復はできないけど、ちょっとした回復なら一人でもできるし。こちらは心配いらないのよ。」

「そうですね。」


「ミユキさん、あなた、ミイの新しいマスターになって、彼らと冒険するのはどうかしら。」





▷ミユキが仲間になった！
▷守護心ミィが仲間になった！
▷守護心ケンが仲間になった！
▷守護心モルが仲間になった！




「‐---------で。」

教会裏の森の中。

住処を整えるのを手伝って一息つき。


みんなで焚火を囲んで、ウーに注目が集まる。


「説明してあげて？ウー。」


ウーは息をのむと、僕を見た。



「優斗は、守護心ユウと天才科学者ローラとの間に生まれた子ども。鳥の守護心の幼体です。」