79 / 90
プラチナ
パーティー
しおりを挟む
竜たちも思い思いにドレスアップして、竜神の屋敷に集まってくる。
大広間は今日はパーティ会場。
プラチナは、真っ赤な正装に黒のマントをつけて待っている。
赤い髪の待ち人が、プラチナのスーツを着て、照れくさそうに入ってくるのを見て、駆け寄った。
「ごめんね。本当は迎えに行きたかったんだけど、ホストだから。」
来てくれて、嬉しい。
そう笑って手をとると、彼の手はおずおずと私の手の上にのせられる。
「一緒に踊ろう。ファーストダンスは私たちだよ。」
照れくさそうに、最初は視線が合わなかった。
だけど、だんだん私を見てくれた。
君に紡ぐ愛の言葉を重ねよう。
年下だけど、5歳くらい竜なら誤差でしょ?
きっといい男になるから。
だから私の妻になって欲しい。
会場に入ると、真っ赤な服に度肝を抜かれた。
お互いの色を身にまとうなんて…。これじゃあ、周りは……そう思うよな。
プラチナは本気なんだな。
本気で俺を…。
俺の剣だこのあるごつごつした手と違って、プラチナの手は綺麗だった。
指も細長くて。
俺の体は細かい傷もある。
だけどきっと、プラチナは綺麗なんだろう。
周りには綺麗な竜もいる。
職業人がいいなら、文官だっているのに、どうして俺なんだろう。
手を繋いで、プラチナの片方の手は俺の腰にある。
くるくるとダンスを踊る。
俺たちがファーストダンスなんて緊張する。
皆が見てる!
視線が生暖かいんだよお!
「……フレア。愛してる。本気だよ、だから私を一人の男として見てほしい。」
「お前、俺を抱きたいのか?こんなに指はがさがさしてるし、ごつごつしてるし、傷だらけだし、むさくるしい男だぞ?俺。」
「うん。」
「即答するんだな…。」
視線が熱い。
色気を含んだ笑み。
「君を組み伏せて、熱い熱を共有したい。この逞しい胎の中に含ませて、私の雛を産んでほしい。本気だよ、愛してる。」
耳元で囁かれて、昂らないようにするのに必死だった。
大広間は今日はパーティ会場。
プラチナは、真っ赤な正装に黒のマントをつけて待っている。
赤い髪の待ち人が、プラチナのスーツを着て、照れくさそうに入ってくるのを見て、駆け寄った。
「ごめんね。本当は迎えに行きたかったんだけど、ホストだから。」
来てくれて、嬉しい。
そう笑って手をとると、彼の手はおずおずと私の手の上にのせられる。
「一緒に踊ろう。ファーストダンスは私たちだよ。」
照れくさそうに、最初は視線が合わなかった。
だけど、だんだん私を見てくれた。
君に紡ぐ愛の言葉を重ねよう。
年下だけど、5歳くらい竜なら誤差でしょ?
きっといい男になるから。
だから私の妻になって欲しい。
会場に入ると、真っ赤な服に度肝を抜かれた。
お互いの色を身にまとうなんて…。これじゃあ、周りは……そう思うよな。
プラチナは本気なんだな。
本気で俺を…。
俺の剣だこのあるごつごつした手と違って、プラチナの手は綺麗だった。
指も細長くて。
俺の体は細かい傷もある。
だけどきっと、プラチナは綺麗なんだろう。
周りには綺麗な竜もいる。
職業人がいいなら、文官だっているのに、どうして俺なんだろう。
手を繋いで、プラチナの片方の手は俺の腰にある。
くるくるとダンスを踊る。
俺たちがファーストダンスなんて緊張する。
皆が見てる!
視線が生暖かいんだよお!
「……フレア。愛してる。本気だよ、だから私を一人の男として見てほしい。」
「お前、俺を抱きたいのか?こんなに指はがさがさしてるし、ごつごつしてるし、傷だらけだし、むさくるしい男だぞ?俺。」
「うん。」
「即答するんだな…。」
視線が熱い。
色気を含んだ笑み。
「君を組み伏せて、熱い熱を共有したい。この逞しい胎の中に含ませて、私の雛を産んでほしい。本気だよ、愛してる。」
耳元で囁かれて、昂らないようにするのに必死だった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
561
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる