64 / 90
スカイとレモネ編
もうすぐ成人
しおりを挟む
「スカイ、もうすぐ誕生日だね!」
「スカイ大人になるんでしょ?まだ結婚しないよね!」
アクアとフレアは甘えん坊さん。
小さい雛の時から面倒をみていたせいか、僕を兄として慕ってくれている、と思っていた。
二人とも、両親によく似てもてる。
がっしりした巨躯でたくましいフレアは、赤い髪が炎のようで凜々しい。
細マッチョタイプのアクアは、青い髪の爽やかな美人。
二人とも騎士見習いだ。
「ありがとう。僕はまだ結婚しないよ。」
「スカイは誰か好きな人いるの?」
「えっ………いないよ!」
一瞬、赤ちゃんの頃から好き好き言ってくるレモネがよぎった。
ない!ない?ない………うん。
告白が薄っぺらいのだ。あいつは。
「スカイ、顔赤いけど。」
「スカイは鈍感だからなあ。」
二人は僕の髪を一房つかみ、キスをする。
その所作が洗練されていて、ドキリとした。
「俺たちもう子どもじゃないよ。」
「ずっとスカイに恋してた。だから俺たちのことも伴侶候補として考えてほしい。」
二人が去ってからも、ドキドキが止まらない。
子どもだと思っていたのに、雄の顔だった。
「スカイ!」
魔法書片手にレモネ。
ガキ大将感は消え、父親そっくりの王子様然とした美形になった。
髪の色の濃さが違うくらいでそっくりだ。
「もうすぐ誕生日だな、プレゼント何がいい?」
「いいよ、別に。」
「俺があげたいの。」
もう。
なんだか翻弄される。
「スカイ大人になるんでしょ?まだ結婚しないよね!」
アクアとフレアは甘えん坊さん。
小さい雛の時から面倒をみていたせいか、僕を兄として慕ってくれている、と思っていた。
二人とも、両親によく似てもてる。
がっしりした巨躯でたくましいフレアは、赤い髪が炎のようで凜々しい。
細マッチョタイプのアクアは、青い髪の爽やかな美人。
二人とも騎士見習いだ。
「ありがとう。僕はまだ結婚しないよ。」
「スカイは誰か好きな人いるの?」
「えっ………いないよ!」
一瞬、赤ちゃんの頃から好き好き言ってくるレモネがよぎった。
ない!ない?ない………うん。
告白が薄っぺらいのだ。あいつは。
「スカイ、顔赤いけど。」
「スカイは鈍感だからなあ。」
二人は僕の髪を一房つかみ、キスをする。
その所作が洗練されていて、ドキリとした。
「俺たちもう子どもじゃないよ。」
「ずっとスカイに恋してた。だから俺たちのことも伴侶候補として考えてほしい。」
二人が去ってからも、ドキドキが止まらない。
子どもだと思っていたのに、雄の顔だった。
「スカイ!」
魔法書片手にレモネ。
ガキ大将感は消え、父親そっくりの王子様然とした美形になった。
髪の色の濃さが違うくらいでそっくりだ。
「もうすぐ誕生日だな、プレゼント何がいい?」
「いいよ、別に。」
「俺があげたいの。」
もう。
なんだか翻弄される。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
561
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる