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新婚編

青と赤の結婚

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ブルースとレッドは、人間の里でいちゃいちゃした後、竜の住処に帰ってきていた。


奥深い森の中の、水の都。


レッドの両親もブルースの母親も、二人を認めている。



だが、二人に呼び出されて三人の親たちは開いた口が塞がらなかった。







「うん。二人の結婚は認めている。それで、どっちが卵を産むって?」


「「二人。」」


「卵。」


「発情期をあわせて、籠って、お互いに卵を産もうって。出生率は低いからうまくいくか分からないけど。」



「不可能ではないが……。」



「いけないことじゃないですよね?」



ずっと手を繋ぎながらまっすぐに見つめる息子たちに、三人は折れた。





籍を入れて、祝福されて。


2人の新しい家は二人の家の間に建てた。












「イエローさん。」


最近、僕たちのところにオランジュさんがレモネを連れて遊びに来るようになった。


だからイエローさんはお仕事が終わったら迎えに来る。


「いえろーっ!」

「おとたーん!」

オランジュさんとレモネは迎えに来たイエローさんにとびついて抱き着くの。


本当に仲良し。



ぼくも、ああいうことやってみたいけど、ちょっと、恥ずかしい。


今夜はお布団の中でちょっとだけ甘えちゃおう、かな。


「イエローさん、今日もブルースさんとレッドさんの家に寄って来たんですか?」

「うん。籠ってるからね。家の中に食料と水を入れてきたよ。」



「卵、できるといいですね。」



「こればっかりはねえ。たまたま俺たちは早かったけど。でも、籠ってる時間も長いし、だいぶ盛ってそうだから、うまくいくような気はするな。」


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