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新婚編
友人たちのお祝い
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「うわぁあぁああああああああああ。すっごい可愛い!うちのチビが一目ぼれしちゃいそう♡」
翌日の昼には、僕の友達が赤ちゃんの誕生祝に来てくれた。
イエローが赤ちゃんを見て、デレデレ。
そういえば、先輩パパだもんね。
「名前はもうつけたのか?」
レッドさんは赤ちゃんが怖いのか、ブルースさんを前にして遠巻きに見ている。
「うー。う?うっ。う」
眠くてぐずっている赤ちゃん。グランド様に抱っこをパスする。
不思議とグランド様だと寝てくれる…。なんでだろう。
「うん、スカイって名前にしたよ。グランドさんの大好きなお兄さんの名前なんだって。」
「不思議と兄に似てる気がして…。」
「そっか。グランド様はご家族を亡くされてたんだっけ。」
イエローさんがしんみりしている。
「………生まれ変わり、なのか、な?」
ブルースさんがぽつ、とつぶやいた。
もしかしたらそんなことってあるのかな?
「だったらいいな、と思う気持ちも正直ある。でも分からない。そうであってもなくても、この子は私たちの愛する子だし、兄じゃないから。大事に育てるだけだよ。」
ねえ、と言いながら、ぽんぽんと縦抱きにして寝かしつける。
シャイナ様たちの赤ちゃんが孵り、みんなでお祝いに行った。
縁のある者の下へ、亡くなった大事な人が生まれ変わる。
そんなことがもしあったら、素敵なことだと思う。
俺が赤ちゃんの時に死んでしまった父。
もし、俺の子として生まれ変わってくれるのなら、会いたい。
「…………赤ちゃんがほしい……。」
「もお、ブルースったら!それじゃあ先ずは番わないと!」
イエローが囃し立てる。
「お前さえよかったら、俺と番うか?」
「「え?」」
レッドの顔は真剣で、二人はきょとんとした。
翌日の昼には、僕の友達が赤ちゃんの誕生祝に来てくれた。
イエローが赤ちゃんを見て、デレデレ。
そういえば、先輩パパだもんね。
「名前はもうつけたのか?」
レッドさんは赤ちゃんが怖いのか、ブルースさんを前にして遠巻きに見ている。
「うー。う?うっ。う」
眠くてぐずっている赤ちゃん。グランド様に抱っこをパスする。
不思議とグランド様だと寝てくれる…。なんでだろう。
「うん、スカイって名前にしたよ。グランドさんの大好きなお兄さんの名前なんだって。」
「不思議と兄に似てる気がして…。」
「そっか。グランド様はご家族を亡くされてたんだっけ。」
イエローさんがしんみりしている。
「………生まれ変わり、なのか、な?」
ブルースさんがぽつ、とつぶやいた。
もしかしたらそんなことってあるのかな?
「だったらいいな、と思う気持ちも正直ある。でも分からない。そうであってもなくても、この子は私たちの愛する子だし、兄じゃないから。大事に育てるだけだよ。」
ねえ、と言いながら、ぽんぽんと縦抱きにして寝かしつける。
シャイナ様たちの赤ちゃんが孵り、みんなでお祝いに行った。
縁のある者の下へ、亡くなった大事な人が生まれ変わる。
そんなことがもしあったら、素敵なことだと思う。
俺が赤ちゃんの時に死んでしまった父。
もし、俺の子として生まれ変わってくれるのなら、会いたい。
「…………赤ちゃんがほしい……。」
「もお、ブルースったら!それじゃあ先ずは番わないと!」
イエローが囃し立てる。
「お前さえよかったら、俺と番うか?」
「「え?」」
レッドの顔は真剣で、二人はきょとんとした。
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