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発情
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夜が来て、空を飛んで、海を渡った遠くの島の森の中へ降り立った。
ここは気候がいい。
温暖で、木には美味しそうな果物がなっている。
周りの海の透明度は高く、色とりどりの魚が泳いでいる。
「はぁ…。はぁ。」
「大丈夫!!?」
体に触れると熱っぽい。
人気のつかない木陰に移動して、ティアを休ませる。
色々あったから、疲れがたまっているのだろうか。
なんだか、体がへん。
あつい。
ほしい。
グランドさま。
気が付けば、とろんとした目で、僕ははしたなくグランド様の頭を掴み、唇を貪ってしまった。
「っ、発情期??」
グランド様が驚いている。
そっかあ、発情期っていうんだ。
そうだよね、羽化したんだもの。大人の体になっているんだよね。
「私は少し離れておくからっ。ああ、それとも、手でなら、手伝った方がいいのか?なんにせよ、この状況下で流されたら君に申し訳―――
グランド様は、僕を欲しがってくれないの?
「僕、グランド様がすき。愛してる。グランド様に、されたい。」
「えっ。」
「僕、大きいし、かわいくないから、やっぱり、いや?」
ごくりとグランド様の喉がなった。
グランド様も僕が欲しいなら、すごく凄く、うれしい。
腕を伸ばして、招く。
夜の静かな波の音が、リズムよく響く。
ここは気候がいい。
温暖で、木には美味しそうな果物がなっている。
周りの海の透明度は高く、色とりどりの魚が泳いでいる。
「はぁ…。はぁ。」
「大丈夫!!?」
体に触れると熱っぽい。
人気のつかない木陰に移動して、ティアを休ませる。
色々あったから、疲れがたまっているのだろうか。
なんだか、体がへん。
あつい。
ほしい。
グランドさま。
気が付けば、とろんとした目で、僕ははしたなくグランド様の頭を掴み、唇を貪ってしまった。
「っ、発情期??」
グランド様が驚いている。
そっかあ、発情期っていうんだ。
そうだよね、羽化したんだもの。大人の体になっているんだよね。
「私は少し離れておくからっ。ああ、それとも、手でなら、手伝った方がいいのか?なんにせよ、この状況下で流されたら君に申し訳―――
グランド様は、僕を欲しがってくれないの?
「僕、グランド様がすき。愛してる。グランド様に、されたい。」
「えっ。」
「僕、大きいし、かわいくないから、やっぱり、いや?」
ごくりとグランド様の喉がなった。
グランド様も僕が欲しいなら、すごく凄く、うれしい。
腕を伸ばして、招く。
夜の静かな波の音が、リズムよく響く。
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