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全力で逃げます。
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「アリア。相変わらず地味ですこと。どうして、あんな美しい母親からあなたみたいなそばかすブスが産まれたのかしら!」
宮殿の端で派手なドレスに身を包み、俺をコケ下ろすのは、いとこで今の王の娘のプルミエ王女。
そこそこ美人だが、飛び抜けてるわけでない。俺にとってはどうでもいい。
「私もそう思います。」
とりあえずこう言っておけばいい。
「あなたがきれいなのは、瞳だけね。虹色の虹彩の青い瞳。迷信だけど、縁起ものらしいから、そういうのが好きな年寄にでも、貰っていただけるといいわね!」
自分はいいとこの王子様との縁談が決まっているからか、マウントをとってくる。
めんどくさっ。
適当にやり過ごして、自室に戻ると鍵をかける。
メイクのそばかすを落とし、
伸ばしっぱなしの蜂蜜色の髪を束ねる。
ドレスを脱いで、タンスの奥の男物。
腰に剣を下げて、俺は窓から駆ける。
「シルフィ!ウイング!!」
俺が精霊を呼ぶと、背中に羽が生える。
「今日はどこにいこうかな。」
プルミエなんてメじゃないくらい、母親似で美しく、精霊に愛され、すべての属性魔法が使え、高い魔力。
そして、男。
それが本当の俺。
俺は、いつものように空を飛び、市街へ向う。
目指すは、冒険者ギルド。
冒険者としての俺の名前は、アルフォンス。
二つ名は、『無詠唱』。
結構有名人なんだ。
この、クロノス王国は小さな島国だ。海に囲まれ、自然豊かで、精霊が守護する国と言われている。
精霊の代行者の証である青い瞳に虹色の虹彩を持つ王子が代々王位についていたが、昔は神秘性のあったそれも風化し、19年前に王族同士の争いで王統が変わった。
精霊の力を宿すと言われた王ではなくなったが、何も悪いことは起きていない。
つまるところ、迷信。
以降は平和なもんだ。
王が倒された時、美姫だった俺の母親は、第一子を孕んでいた。
産まれたのは、俺だ。
正統王位後継者の証である瞳を持った男子の誕生は、このタイミングでは、とても危険だった。
だから、俺は姫になった。
母親似の美しい姫は、政略結婚の道具になるから、母親ともども生かされた。
だが、いとこの王子や王女がとても面倒くさくて、ある程度成長してからは、メイクで地味にして、学校の授業も手抜きして、才覚も本性もひた隠しにした。
嫉妬はめんどくさい。
俺は、地味なソバカスブスで、魔法も勉強も取り柄のない、凡庸な役立たず。
それでいい。
それで、政略結婚にも使えない俺は、めでたく、お母様ともども来週の18歳の誕生日に城から追い出されるのだ!
やったね!
俺は男に戻って、冒険者として幸せに生きるんだ!
「きゃあ!アルフォンス! 相変わらず美人ねぇ! で、今日は何の依頼を受けるの?」
冒険者ギルド兼酒場に行くと、受付嬢のジェシカが声をかけてくれる。
「どうしようかなあ。近々やっと家から自由になるんだよ。まとまったお金が欲しいからなあ。」
「でも、今お金になるのはパーティーにしか出してないのよね。リバイアサンの巣の駆除なんだけど。」
「俺ならソロでもいけそうだけど。」
「ごめんなさい。パーティーメンバー探して受けてくれる?」
うーん。出自がめんどいからソロがよかったんだけどなあ。
そう思っていたら、奥から酒場の客が手を上げた。
黒髪黒目の、きりりとした美形の男。
「俺じゃだめかな?パーティーメンバー。回復魔法使えるよ。」
用事ついでに酒でも飲んで帰ろうと、何気なく寄ったギルドだった。
蜂蜜色の髪を1つに束ね、キメが細かそうな白磁の肌。スッとした鼻筋に、キラキラした虹色が映る青い大きな瞳。長い睫毛が影を落とし、小さめな唇は桃色で。
女性だとしても、絶世の美女と言える風貌の奇麗な男が、ギルドに入るなり受付嬢にクエストの受注を相談している。
有名人みたいだが、何者だろうか。
「すまん、彼はいったい? 随分目立つ人だね。」
「ああ、アルフォンス。S級冒険者だよ。訳ありらしくて、ちょっとした小遣い以外は、報酬を全部貯金してるんで、いいとこの子なんだろうって噂だな。」
「S級! 意外と強いんだね。英雄クラスじゃないか。」
「ああ、この国の軍隊が役立たずで、あわやだったドラゴンの襲撃を、一人で倒しちゃったんだよ!ははは、あの時の騎士団の悔しそうな顔は見物だったんだぜ!? 王と王太子が率いてたんだが、全く役立たずで。」
無詠唱で自在に魔法を駆る英雄。
それが、アルフォンス。
「ふうん。」
興味深い。
彼の会話に耳を澄ますと、パーティーメンバーが必要らしい。
俺は、手をあげてメンバーに名乗りをあげた。
彼はまだ渋っていたが、俺が異国の人間で後腐れがないと分かると、パーティーを組むことになった。
彼は凄かった。
無詠唱でリバイアサンの水攻撃を凍らせて固めながら、自分と俺を強化して速度上昇と浮遊をつけ、雷撃で巣を焼き切った。
「やったあ!」
「アルフォンス! お前は凄いやつだな!」
凄い美人でこんなに凄いのに、彼は全然偉ぶらない。
表情豊かで、本当にかわいい。
それじゃあこのへんで、と報酬の手続きをして別れたあと。
気になって後をつけた。
市場でお土産だろう串焼きを買って抱えて、彼は、この国の城のある部屋へ壁伝いに帰っていった。
確かに、彼の瞳は、この国の王族に現れるもの。
だが、今の王家には、あの瞳の王子も王女もいないはず。
ただ一人、前王の姫を除いては。
「ふふっ。これは面白い。なんて偶然か。」
腹を抱えて笑った。
「ただいま、お母様!」
「アリア!おかえなさい!」
窓から帰ると、いつまでも若々しい母親が抱きついてくる。
桃色の髪、グリーンの瞳。
春の花のような美女。
「お母様、串焼き。お土産だよ、一緒に食べよう。」
「きゃあ、おいしそう!ありがとう!」
ポンッとお母様は人間の姿を解く。
肩に乗るくらいのサイズの、虹色の羽を持つ。
お母様こそ、この地の精霊王の娘だった。
「ごめんねえ、へんなタイミングで産んじゃったから……。」
お母様が精霊だということは秘密。
妊娠出産の時期に妖精サイズになるわけにいかず、俺を守るため、お母様は人間として城へ留まった。
「いいよ。命があって嬉しい。お母様のおかげ。ようやくここから出られる。そうしたら、二人で好きなとこで暮らそう。冒険者の稼ぎ、結構いいんだよ。」
「ふふ、楽しみだわ!」
とんとん。
ノック。
それは、王からの呼び出し。
残酷王と噂の、クリスタル帝国のキール=クリスタル王への輿入れが決まったとの話だった。
俺、じつは男だし。
無理だし。
全力で逃げます!
宮殿の端で派手なドレスに身を包み、俺をコケ下ろすのは、いとこで今の王の娘のプルミエ王女。
そこそこ美人だが、飛び抜けてるわけでない。俺にとってはどうでもいい。
「私もそう思います。」
とりあえずこう言っておけばいい。
「あなたがきれいなのは、瞳だけね。虹色の虹彩の青い瞳。迷信だけど、縁起ものらしいから、そういうのが好きな年寄にでも、貰っていただけるといいわね!」
自分はいいとこの王子様との縁談が決まっているからか、マウントをとってくる。
めんどくさっ。
適当にやり過ごして、自室に戻ると鍵をかける。
メイクのそばかすを落とし、
伸ばしっぱなしの蜂蜜色の髪を束ねる。
ドレスを脱いで、タンスの奥の男物。
腰に剣を下げて、俺は窓から駆ける。
「シルフィ!ウイング!!」
俺が精霊を呼ぶと、背中に羽が生える。
「今日はどこにいこうかな。」
プルミエなんてメじゃないくらい、母親似で美しく、精霊に愛され、すべての属性魔法が使え、高い魔力。
そして、男。
それが本当の俺。
俺は、いつものように空を飛び、市街へ向う。
目指すは、冒険者ギルド。
冒険者としての俺の名前は、アルフォンス。
二つ名は、『無詠唱』。
結構有名人なんだ。
この、クロノス王国は小さな島国だ。海に囲まれ、自然豊かで、精霊が守護する国と言われている。
精霊の代行者の証である青い瞳に虹色の虹彩を持つ王子が代々王位についていたが、昔は神秘性のあったそれも風化し、19年前に王族同士の争いで王統が変わった。
精霊の力を宿すと言われた王ではなくなったが、何も悪いことは起きていない。
つまるところ、迷信。
以降は平和なもんだ。
王が倒された時、美姫だった俺の母親は、第一子を孕んでいた。
産まれたのは、俺だ。
正統王位後継者の証である瞳を持った男子の誕生は、このタイミングでは、とても危険だった。
だから、俺は姫になった。
母親似の美しい姫は、政略結婚の道具になるから、母親ともども生かされた。
だが、いとこの王子や王女がとても面倒くさくて、ある程度成長してからは、メイクで地味にして、学校の授業も手抜きして、才覚も本性もひた隠しにした。
嫉妬はめんどくさい。
俺は、地味なソバカスブスで、魔法も勉強も取り柄のない、凡庸な役立たず。
それでいい。
それで、政略結婚にも使えない俺は、めでたく、お母様ともども来週の18歳の誕生日に城から追い出されるのだ!
やったね!
俺は男に戻って、冒険者として幸せに生きるんだ!
「きゃあ!アルフォンス! 相変わらず美人ねぇ! で、今日は何の依頼を受けるの?」
冒険者ギルド兼酒場に行くと、受付嬢のジェシカが声をかけてくれる。
「どうしようかなあ。近々やっと家から自由になるんだよ。まとまったお金が欲しいからなあ。」
「でも、今お金になるのはパーティーにしか出してないのよね。リバイアサンの巣の駆除なんだけど。」
「俺ならソロでもいけそうだけど。」
「ごめんなさい。パーティーメンバー探して受けてくれる?」
うーん。出自がめんどいからソロがよかったんだけどなあ。
そう思っていたら、奥から酒場の客が手を上げた。
黒髪黒目の、きりりとした美形の男。
「俺じゃだめかな?パーティーメンバー。回復魔法使えるよ。」
用事ついでに酒でも飲んで帰ろうと、何気なく寄ったギルドだった。
蜂蜜色の髪を1つに束ね、キメが細かそうな白磁の肌。スッとした鼻筋に、キラキラした虹色が映る青い大きな瞳。長い睫毛が影を落とし、小さめな唇は桃色で。
女性だとしても、絶世の美女と言える風貌の奇麗な男が、ギルドに入るなり受付嬢にクエストの受注を相談している。
有名人みたいだが、何者だろうか。
「すまん、彼はいったい? 随分目立つ人だね。」
「ああ、アルフォンス。S級冒険者だよ。訳ありらしくて、ちょっとした小遣い以外は、報酬を全部貯金してるんで、いいとこの子なんだろうって噂だな。」
「S級! 意外と強いんだね。英雄クラスじゃないか。」
「ああ、この国の軍隊が役立たずで、あわやだったドラゴンの襲撃を、一人で倒しちゃったんだよ!ははは、あの時の騎士団の悔しそうな顔は見物だったんだぜ!? 王と王太子が率いてたんだが、全く役立たずで。」
無詠唱で自在に魔法を駆る英雄。
それが、アルフォンス。
「ふうん。」
興味深い。
彼の会話に耳を澄ますと、パーティーメンバーが必要らしい。
俺は、手をあげてメンバーに名乗りをあげた。
彼はまだ渋っていたが、俺が異国の人間で後腐れがないと分かると、パーティーを組むことになった。
彼は凄かった。
無詠唱でリバイアサンの水攻撃を凍らせて固めながら、自分と俺を強化して速度上昇と浮遊をつけ、雷撃で巣を焼き切った。
「やったあ!」
「アルフォンス! お前は凄いやつだな!」
凄い美人でこんなに凄いのに、彼は全然偉ぶらない。
表情豊かで、本当にかわいい。
それじゃあこのへんで、と報酬の手続きをして別れたあと。
気になって後をつけた。
市場でお土産だろう串焼きを買って抱えて、彼は、この国の城のある部屋へ壁伝いに帰っていった。
確かに、彼の瞳は、この国の王族に現れるもの。
だが、今の王家には、あの瞳の王子も王女もいないはず。
ただ一人、前王の姫を除いては。
「ふふっ。これは面白い。なんて偶然か。」
腹を抱えて笑った。
「ただいま、お母様!」
「アリア!おかえなさい!」
窓から帰ると、いつまでも若々しい母親が抱きついてくる。
桃色の髪、グリーンの瞳。
春の花のような美女。
「お母様、串焼き。お土産だよ、一緒に食べよう。」
「きゃあ、おいしそう!ありがとう!」
ポンッとお母様は人間の姿を解く。
肩に乗るくらいのサイズの、虹色の羽を持つ。
お母様こそ、この地の精霊王の娘だった。
「ごめんねえ、へんなタイミングで産んじゃったから……。」
お母様が精霊だということは秘密。
妊娠出産の時期に妖精サイズになるわけにいかず、俺を守るため、お母様は人間として城へ留まった。
「いいよ。命があって嬉しい。お母様のおかげ。ようやくここから出られる。そうしたら、二人で好きなとこで暮らそう。冒険者の稼ぎ、結構いいんだよ。」
「ふふ、楽しみだわ!」
とんとん。
ノック。
それは、王からの呼び出し。
残酷王と噂の、クリスタル帝国のキール=クリスタル王への輿入れが決まったとの話だった。
俺、じつは男だし。
無理だし。
全力で逃げます!
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