聖なる夜の奇跡と

竜鳴躍

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ごちゃごちゃのクリスマスパーティ

過剰戦力

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「なっ…!??これはっ。魔法…!!」

「お頭、話が違うじゃないっすか!」


サンタたちが慌てる。



目の前の麗人たちは、なにやらとんでもないオーラを出している。



「おいおい、あいつら『魔法』がどうとか言ってるぞ?」

クリスがにやりと笑う。

「この世界に『魔法』なんてないはずですよねぇ…。普通、この世界の人間が本当に『魔法』なんて見たらそんなリアクションとりますかねえ。」

シンは笑顔のまま、オーラを迸らせた。


「あいつらの正体はなんだ?蜜瑠さん、この世界の人間じゃなければ殺しても構わない、ですよね。」
サンは服の中に仕込んでいる刃物に指をかけた。




「チッ…!世界を渡ってココなら、無双できるって思ってたのにッ!」

「この世界のモンは、向こうで国宝扱いなんだぞ!」

「がっぽがっぽだったのにぃ!」


「……おまえらぁああああああ!余計な事いうんじゃねぇええええええええええっ!」



「ふーん。こいつらも異世界から来たのか。と、いうわけだから。蜜瑠さん、海くん。下がっててね。レオ、二人をよろしくね。」

「ああ。二人は任せろ。暴れて来い。」
レオはレノの頬にキスをして、二人を引き取った。



「………私たちも出ますか。」

ゼロは、手をにぎにぎしているシュヴァリエを見る。
可愛らしい大型犬は、やっぱり血が騒ぐようだ。

「はいっ!」

「こいつら片づけたら、酒と肴を嗜みながら嫁の可愛さで盛り上がりたいな。」
ケヴィンも剣の柄をとった。

「このメンバーなら私は必要ないな。不測のために控えておくか。」
ロイも剣を持つ。




そこに、新しいメンバーも来た。

「あっ。お父様。アイ!」


「な、もう!やっぱり!!!」
アイスは頭を抱える。

「しょうがないですね。」
キャッツアイは銃を構えた。




「ちくしょう、畜生、ちくしょう!!!」
サンタ姿の男たちは、魔族の姿に変貌する。


大きく膨れた姿。



「いいね。いいね。そうでなくっちゃ。」
クリスは二本の剣を構えた。




「わが眷族よ!いでよ!!!」

トナカイのように大きな角を持った獣の魔物やトレントたちが現れる。





「わぁあ。すごい。こんな状況なのにこっちが負ける気が全然しない。」

「すごい!ばとる!!がんばれー!」
海を抱っこして、蜜瑠はギャラリー。
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