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その頃のマーキュリーとマーズ(本体)
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「マーキュリーせんぱぁい♡」
自分の世界の管理を終えて、アースの世界を見ているとマーズがやって来たので、オートモードにしてロックする。
「やぁ。」
マーク(分身)から報告は受けている。
マーズの分身がアースを虐げようとしたことが分かっている。
やはり、こいつが故意にアースが落ちるように仕向けたのには間違いない。
アース。
私のアース。
ちゃんと夜は寝れているだろうか。
大好物の甘いものも食べられているのだろうか。
寝るときはちゃんとあったかくしているんだろうか。
アースは寒がりなんだから、もこもこさせるんだ。
ふわふわのもこもこで袖から指先で帽子がフードに動物の耳を模しているものがついてたらなおよし。
毎日共寝をして、一緒に風呂に入っているらしい分身に嫉妬する。
それもこれもみんなこいつが悪い。
マーズの名を出した時、マザーアース様もルナ様も神妙な表情をされていた。
2人とも、私たちより古くからいる神だ。
もしかしたら、私たちのような若者ではまだ教えてもらえないような何かがあるのかもしれない。
「アース様、まだ帰って来ませんねぇ。今ごろどうしてるんですかね。………やっぱり向こうで恋をしたり、結婚して子どもをもったりするんですかねぇ。」
しらじらしい。
分身とアクセスできなくしているから、私にバレていることを知らないとはいえ。
マーズに知られぬよう細心の注意を図りながら、アースの世界へ干渉した証拠を探す。
アクセスする正規の管理権がない以上、ハッキングした形跡があるはずだ。
「時間の進み方はここと違う。あっさり帰ってくるさ。」
「………ん、もぅ。ボクだってアース様のこと心配ですけど…、マーキュリー様のことも心配ですぅ。ボクが煎じたお茶です。疲れがすっきりとれますよ?」
媚薬入りだろ。
誰がお前から出された飲み物食べ物口にするか。
「ありがとう。あとでいただくよ。」
追い出して、証拠保全と分析にかける。
うっかり零して飲んでないことにして、適当に謝っとけばいいだろう。
せいぜい罪に罪を重ねておくといい。
自分の世界の管理を終えて、アースの世界を見ているとマーズがやって来たので、オートモードにしてロックする。
「やぁ。」
マーク(分身)から報告は受けている。
マーズの分身がアースを虐げようとしたことが分かっている。
やはり、こいつが故意にアースが落ちるように仕向けたのには間違いない。
アース。
私のアース。
ちゃんと夜は寝れているだろうか。
大好物の甘いものも食べられているのだろうか。
寝るときはちゃんとあったかくしているんだろうか。
アースは寒がりなんだから、もこもこさせるんだ。
ふわふわのもこもこで袖から指先で帽子がフードに動物の耳を模しているものがついてたらなおよし。
毎日共寝をして、一緒に風呂に入っているらしい分身に嫉妬する。
それもこれもみんなこいつが悪い。
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もしかしたら、私たちのような若者ではまだ教えてもらえないような何かがあるのかもしれない。
「アース様、まだ帰って来ませんねぇ。今ごろどうしてるんですかね。………やっぱり向こうで恋をしたり、結婚して子どもをもったりするんですかねぇ。」
しらじらしい。
分身とアクセスできなくしているから、私にバレていることを知らないとはいえ。
マーズに知られぬよう細心の注意を図りながら、アースの世界へ干渉した証拠を探す。
アクセスする正規の管理権がない以上、ハッキングした形跡があるはずだ。
「時間の進み方はここと違う。あっさり帰ってくるさ。」
「………ん、もぅ。ボクだってアース様のこと心配ですけど…、マーキュリー様のことも心配ですぅ。ボクが煎じたお茶です。疲れがすっきりとれますよ?」
媚薬入りだろ。
誰がお前から出された飲み物食べ物口にするか。
「ありがとう。あとでいただくよ。」
追い出して、証拠保全と分析にかける。
うっかり零して飲んでないことにして、適当に謝っとけばいいだろう。
せいぜい罪に罪を重ねておくといい。
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