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クレープ王国ったら

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「あははは!神を騙る不届き者め!」

テンプレヒロイン女が城で雄叫びをあげ、僕らは捕まった。


うーん。誰かに似てる気がするなあ。誰だっけ………。


僕たちをぐるぐるまきにして、謁見の間で取り囲む。


「あらあら、なあに?そのもさっとした従者!それに偽聖女も一緒だなんて!さすがインチキ集団ですわ!」

「うむ。」

「この偽物め!まだ国から出て行ってなかったのか!」

「あんたらが俺を捕まえようと追いかけまわしたからだろ!放ってくれてたら今頃は出国してたからな!(ここにカナタはいなかったし」

うむしか言わない陛下に瞳の中真っ暗で蔑んでくる王太子かあ。


周りの兵士もそうだけど、城中魅了されてるんじゃないか。




ここで暴れてもいいけど………。



「ふふふ、私は優しいからね、死刑にはしないわよ。インチキ聖女はポーションづくり、その男は鉱山にでも送って!そしてそいつは地下の刑務所で死刑囚の慰みものにするのよ!」


頭の中エロいのか。

僕が慰みものですと?



僕らはとりあえず大人しく連行された。


そしたら、鉱山にも死刑囚の中にも、あの偽物に冤罪で捕らえられた人たちがいたの。



エロ漫画みたいなこと?

されるわけないでしょ!

マークになら………良いけど………







何でえ!?

どうして?


アースの奴らは一晩で城に帰ってきた。

しかもボクが邪魔だなって排除したこの国の重鎮たちを連れて。


鉱山送りにした騎士団長も帰ってきた。

美形の団長は髭がのびてワイルドになってる。


きい!

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