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弟と遊びたい

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「シュトロームと遊びに行きたいんだけど、カシューさん、どこかいいところある?」


今朝もランの手作りのごはん!
ランは料理が上手い!

ふわふわのオムレツが半熟でじゅわぁ。

殿下に感謝。幸せだ!

むしろこれはもう夫婦なのでは。



「シュトローム様は他国の王族。護衛の観点からすると、あまり市街に降りるのはよくないと思う。護衛を連れてぞろぞろ街歩きしても、公務のようになって面白くないだろう?殿下にお願いして、こちらの王族の保養地に遊びに行くのはどうだろうか。もうだいぶ暑くなってきたし、海辺にいって………も…


はっ!

海!

海ぃ!!!

ランの水着が見られる……ッ!



「海かー!いいね。マリーナ王国の方が本場だとは思うけど、きっとこっちにはこっちの良さがあるよね。俺の世界では泳いだりもぐったりするだけじゃなくて、ボールを使ったスポーツをしたり、バーベキューしたりするよ。このくらいの瓜くらいの大きさの丸いボールでちょっと柔らかいんだけど、ボールあるかな。作っちゃうか!俺がルール教えるから遊ぼうよ。」

「僕……その…運動神経があんまりなくて。」


「大丈夫だよ、俺も似たようなものだよ。カシューさん、殿下と宰相さんも呼べないかな?」

「いいですが、何故に?」

「だって殿下の保養地でしょ?それに、殿下も宰相さんと遊びたいんじゃないかなぁって思って!」


「承知しました。じゃあ、ローゼス達も呼びましょう。」



「やったー!」

あああああああああああああ。笑顔可愛い!

兄弟尊い。




つーっと、鼻血が落ちる。




「ねえ、カシューさん。よく鼻血が出るみたいだけど大丈夫?」

「うん。大丈夫。」


「本当かなぁ。心配だよ。」


ランに心配してもらえた!うれしい。
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