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一緒にお出かけ嬉しい

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「ナッツさん。ナッツさんって今度のお休みいつなんですか?」


こてんと首を傾げたシュドーが騎士団に蜂蜜に漬けたレモンを大量に持って来た。

疲労回復にいいらしい。



上下水道や電気の設備は王都の城を中心に始まった。

スラム街もこれを機に整い、そこで住んでいる人々にも工事の手伝いを担ってもらったことで、浮浪者もいなくなった。

就労を支援する施設も出来、治安はものすごくよくなっている。


それもこれも全てシュドーのお陰で、シュドーはゆくゆくは『いんたーねっと』というものを構築したいのだそうだ。

今は、プリ殿下に頼まれて小型のカメラや録音機を開発しているようだ。


『やばい!ウケる!将来はやっぱスマホっしょ!』とか意味の分からない言葉を話されていたが、有事の際の証拠集めに使えそうな装置だ。
さすがプリ殿下。


騎士団は暇だが、暇な方がいいのだ。
だが、何かあった時のために、また、抑止力として我々は常に体を整えておかなくてはならない。



「いつでも休めますよ?仕事の調整は利きます。」



「実は、マリーナ王国から弟が来るみたいなんです!プリ殿下が、せっかくだから兄弟水入らずで暮らしてみたらどうかって言われてて…。ウチも部屋がまだありますし!だから、弟のお部屋の準備のお買い物、手伝ってほしいなって。俺、センスないし。」


うわ~!!いくいく!絶対いく!


「引継ぎをローゼスに頼んで、シャワー浴びて着替えてくるので、待っててもらえますか?」


「いいですよ。」



一緒にお出かけ嬉しいな!
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