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お腹が大きくなりました
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「………ふぅ。」
最近歩くのもしんどい。
眠る時も仰向けは苦しいし、横向きになって眠っていても、お腹がひっぱられちゃう。
本当に俺のお腹に赤ちゃんが育っているんだって実感できる。
お腹に浮かんだ淫紋も、すっかり縦に伸びちゃって。
これ、産んだら消えるんでしょ?
だけどオリーブ様に聞いたら、消えるけどまたすぐできるって言ってた。
結局、一生淫紋は入ってるってことなんだよね。
まあいっか。
恥ずかしい模様だけどほいほいみられる場所にあるわけでもないし…。
「ジェニー。」
仕事は少ししているとはいえ、ちょっと散歩くらいはしておかないと体に悪い。
庭に出たところでオリーブ様に会った。
「オリーブ様!」
「お互い順調でよかった。安定期に入れば閨は大丈夫だが…。あの猿は加減しているか?」
「……えっと、ずっと一人で頑張ってくれているみたいです。添い寝とか、お腹の音聞いたりはしてくれてます。」
「そうか。脅かしすぎたかな。でも性的興奮は過ぎると危険だから、あいつが大丈夫なら…まあいいか。」
そう。赤ちゃんが出来てから、安定期を過ぎても、俺たちはエッチをしていない。
あれだけ性欲強い人が…。
でも浮気はしないと思う。
ちょっと前は俺のことをそれほど好きだって思ってなかったから、すぐ飽きて捨てられるだろうって思ってたけど。
夜、寝る前にフォールは俺の前に膝をつく。
俺をベッドに座らせて、爪切り。
お腹が大きいと足の爪を自分で切れないから。
ぱちん、ぱちん。
夜の静寂に爪の音がはねる。
「クロールから、報告、あったよ。」
「ああ、マックス家も大喜びだろう。マックス………パワーも泣いてた。元気な赤ちゃんを産んで復帰するまでは仕事はお休みだ。寂しくなるな。」
「ふふ、クロールはいい加減旦那さんのことをファミリーネームじゃなくてファーストネームで呼べるようにならなきゃね。」
付き合い始めからの癖だったみたいだけど。
「クロールの代わりには、ヴァイオレットのところのクランベルとブレインのところのルーチェがつく。クロールもすぐに戻ってくるさ。」
ええ、でもまだ小さなお子さんいるよね。
申し訳ないなあ。
そうだ。
「ねえ、フォール。お城の中に働く人のための子どもを預かるところを作るのって駄目かな?」
いい考えだ。
目元にキスが落ちた。
最近歩くのもしんどい。
眠る時も仰向けは苦しいし、横向きになって眠っていても、お腹がひっぱられちゃう。
本当に俺のお腹に赤ちゃんが育っているんだって実感できる。
お腹に浮かんだ淫紋も、すっかり縦に伸びちゃって。
これ、産んだら消えるんでしょ?
だけどオリーブ様に聞いたら、消えるけどまたすぐできるって言ってた。
結局、一生淫紋は入ってるってことなんだよね。
まあいっか。
恥ずかしい模様だけどほいほいみられる場所にあるわけでもないし…。
「ジェニー。」
仕事は少ししているとはいえ、ちょっと散歩くらいはしておかないと体に悪い。
庭に出たところでオリーブ様に会った。
「オリーブ様!」
「お互い順調でよかった。安定期に入れば閨は大丈夫だが…。あの猿は加減しているか?」
「……えっと、ずっと一人で頑張ってくれているみたいです。添い寝とか、お腹の音聞いたりはしてくれてます。」
「そうか。脅かしすぎたかな。でも性的興奮は過ぎると危険だから、あいつが大丈夫なら…まあいいか。」
そう。赤ちゃんが出来てから、安定期を過ぎても、俺たちはエッチをしていない。
あれだけ性欲強い人が…。
でも浮気はしないと思う。
ちょっと前は俺のことをそれほど好きだって思ってなかったから、すぐ飽きて捨てられるだろうって思ってたけど。
夜、寝る前にフォールは俺の前に膝をつく。
俺をベッドに座らせて、爪切り。
お腹が大きいと足の爪を自分で切れないから。
ぱちん、ぱちん。
夜の静寂に爪の音がはねる。
「クロールから、報告、あったよ。」
「ああ、マックス家も大喜びだろう。マックス………パワーも泣いてた。元気な赤ちゃんを産んで復帰するまでは仕事はお休みだ。寂しくなるな。」
「ふふ、クロールはいい加減旦那さんのことをファミリーネームじゃなくてファーストネームで呼べるようにならなきゃね。」
付き合い始めからの癖だったみたいだけど。
「クロールの代わりには、ヴァイオレットのところのクランベルとブレインのところのルーチェがつく。クロールもすぐに戻ってくるさ。」
ええ、でもまだ小さなお子さんいるよね。
申し訳ないなあ。
そうだ。
「ねえ、フォール。お城の中に働く人のための子どもを預かるところを作るのって駄目かな?」
いい考えだ。
目元にキスが落ちた。
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2,017
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