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サンの場合
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荷物をおいて、早速、キティは露天風呂に入りたいらしい。
服を脱いで、露天風呂に入る彼を眺めながら、下半身の膨張に耐えていたら、『みぬき、してもいいよっ』と言われた。
そんなこと言われたら、我慢なんて出来ない。
私も服を脱いで、露天風呂に入る。
間近で見る、肌の白さ。
決めの細かさ。
肩を抱くと、しっとりと吸い付く滑らかな肌は、うっかり舐めたくなる。
右足に彼を乗せて、彼の胸の尖りを弄りながら、自分の中心を抜く。
「あ、ああっ。あん、胸。きもちいいっ。なか、きゅんきゅんするっ。」
騎士団長は、キティのことを『産む』体だから、『娘』として扱っている節がある。
だから、結婚したら私が入り婿に入るのだが、『結婚するまで、初夜までは最後までは禁止!』と言われているのだ。
トロワみたいに、体の準備ができていなくて、危険だからしてはいけないのではなく、貴族のルールとして、禁止。
自分の自制力を試されている。
大人として、年上として、キティが可愛くおねだりしたとしても、最後まではいくわけにはいかない。
黙っていればいいじゃん。わかんないよ~という悪魔の声が時々聞こえるが、私の中の天使が頑張って防衛しているのだ。
『産む体』のキティは、精通がないので、普通の男のようにしっかりと立ち上がることはない。
だが、中で感じて濡れて、透明なものが、時々零れ落ちる。
キスをしながらお風呂の中で体をよせて、触れて、確かに二人でイって。
「………はやく、ケヴィンのお嫁さんになりたい。」
「卒業してから結婚、というのが騎士団長との約束だから、あと1年、恋人期間を楽しもう。」
こめかみにチュッとして。
彼を抱きかかえてタオルにくるみ、部屋に戻った。
「今日は川の方へ行ってみようか。明日は、みんなをテニスに誘ってみよう。」
どうせテニスをするなら、ペアで試合をした方が面白い。
自分とキティ、
デュークとボヌール、
クリムとトロワ、
宰相と辺境伯もするのかな…?
「いる間、天気がよくてよかったよね。」
釣り具を持って、温かい紅茶をポットに入れてもらって。
川に向かってみると、先客がいた。
デュークとボヌール、クリムとトロワが繁みに隠れて川の方を眺めている。
「………何をしているんだ?熊でも出たのか?」
しっ!
みんなに人差し指を立てられて、指し示す方向をみるとーーーーーー
なに、あれ。
だれ、あれ。
ていうか、いつの間にそんなんなってたの。
だから、一緒にこっちにくるっていったの。
大人同士の濃厚なラブラブ川デートが。
宰相、大人の色気が駄々洩れです。
いつもオールバックでカッチリ流している髪の毛が無造作に流れて。
めちゃくちゃイケメンです。
うわあ。
あれ、絶対、宰相は気づいているけど辺境伯は気づいていないだろうなあ。
服を脱いで、露天風呂に入る彼を眺めながら、下半身の膨張に耐えていたら、『みぬき、してもいいよっ』と言われた。
そんなこと言われたら、我慢なんて出来ない。
私も服を脱いで、露天風呂に入る。
間近で見る、肌の白さ。
決めの細かさ。
肩を抱くと、しっとりと吸い付く滑らかな肌は、うっかり舐めたくなる。
右足に彼を乗せて、彼の胸の尖りを弄りながら、自分の中心を抜く。
「あ、ああっ。あん、胸。きもちいいっ。なか、きゅんきゅんするっ。」
騎士団長は、キティのことを『産む』体だから、『娘』として扱っている節がある。
だから、結婚したら私が入り婿に入るのだが、『結婚するまで、初夜までは最後までは禁止!』と言われているのだ。
トロワみたいに、体の準備ができていなくて、危険だからしてはいけないのではなく、貴族のルールとして、禁止。
自分の自制力を試されている。
大人として、年上として、キティが可愛くおねだりしたとしても、最後まではいくわけにはいかない。
黙っていればいいじゃん。わかんないよ~という悪魔の声が時々聞こえるが、私の中の天使が頑張って防衛しているのだ。
『産む体』のキティは、精通がないので、普通の男のようにしっかりと立ち上がることはない。
だが、中で感じて濡れて、透明なものが、時々零れ落ちる。
キスをしながらお風呂の中で体をよせて、触れて、確かに二人でイって。
「………はやく、ケヴィンのお嫁さんになりたい。」
「卒業してから結婚、というのが騎士団長との約束だから、あと1年、恋人期間を楽しもう。」
こめかみにチュッとして。
彼を抱きかかえてタオルにくるみ、部屋に戻った。
「今日は川の方へ行ってみようか。明日は、みんなをテニスに誘ってみよう。」
どうせテニスをするなら、ペアで試合をした方が面白い。
自分とキティ、
デュークとボヌール、
クリムとトロワ、
宰相と辺境伯もするのかな…?
「いる間、天気がよくてよかったよね。」
釣り具を持って、温かい紅茶をポットに入れてもらって。
川に向かってみると、先客がいた。
デュークとボヌール、クリムとトロワが繁みに隠れて川の方を眺めている。
「………何をしているんだ?熊でも出たのか?」
しっ!
みんなに人差し指を立てられて、指し示す方向をみるとーーーーーー
なに、あれ。
だれ、あれ。
ていうか、いつの間にそんなんなってたの。
だから、一緒にこっちにくるっていったの。
大人同士の濃厚なラブラブ川デートが。
宰相、大人の色気が駄々洩れです。
いつもオールバックでカッチリ流している髪の毛が無造作に流れて。
めちゃくちゃイケメンです。
うわあ。
あれ、絶対、宰相は気づいているけど辺境伯は気づいていないだろうなあ。
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