77 / 77
最終話
しおりを挟む 帰り道、駅までの通りは人影もなかった。
「だいぶ楽しんでたみたいだね~」
隣を歩く鈴原さんににこやかに言われるのに、
「ハイ♡ 帰りシャワ浣したし、種のお持ち帰りは出来なかったけど、まだ時々お腹のなかキュン♡ てします……」
今日の出来事に満足した俺は、まだメスの余韻を残したままいつもより高いテンションで彼に返す。
俺との最初の1発以外は別の人とハメてた鈴原さんも、暗闇に入ってからは久々にケツを使われ狂ってたらしいから満足そうだ。
まあ、彼はいつもにこにこしているけど。
「あのバーテンの人すごいんだってね、いつもはカウンターで仕事してるだけなんだけど、たまにドすけべな既婚者来るとちんぽイラついて参加してくれるって聞いたよ、常連の間ではちょっとしたレアなショータイムみたいになってるらしい」
あの店に連れてきてくれたのは鈴原さんで、あそこは紹介者との同伴で無ければ立ち入ることができない秘密クラブのような所なのらしい。
「だからみんな見に来てたんですね」
最終的にはすごく沢山の人が透明な壁に張り付いたり、ドアのない入り口の周りから俺の痴態を鑑賞していた。
「いや、アレは君の淫語喘ぎがすごかったのもあると思うけど」
笑うように言う鈴原さんに、
「えっ? そんな酷かったですか!?」
俺はびっくりして声を上げる。
「えっ? それ無自覚なの? ヤバいねw 酷いっていうかエロ可愛いよ、ますます興奮煽られる」
しかしエロ可愛いと言われて、ぽおっとなってしまうのはメスにされた余韻だろうか?
「友成さんにはよく『ちんぽちんぽ叫ぶ』って言われますけど、それかな?」
休日の、真っ昼間の路上でそれを口にするのはさすがに恥ずかしくなって言うのに、
「たぶんそれだねw」
鈴原さんは優しく肯定する。
「ひ~……恥ずかしい……」
恥ずかしいと言いながらも、俺の腹はまたキュン♡ キュン♡ 震えてる。
「今さらだと思うけど?」
そして今度は少し呆れたように言われたから、多分俺は真っ赤になったんだと思う。
結局あのあと、バーテンにまた雄不倫ちんぽしてもらって精神崩壊させられるんじゃないか……ってくらい連続して襲ってきたアクメに、俺は少しのあいだ失神と放心を繰り返してた。
あんな激しくて乱暴で――だけど興奮するセックスは初めて経験した。
気づけばバーテンは半個室の入り口でタバコを咥えており、俺は立て続けに3人ほどの野良ちんぽと種を受け入れていた。
次に彼が口を開いた時の言葉は、
「はーっ、休憩終わり」
俺は彼の背中に向かい、
「バーテンさん♡ 不倫おちんぽありがとうございましたぁ♡♡♡」
両手にそれぞれ違うちんぽを掴み、別の男に出された種をピュルッ♥ ピュルッ♥ とケツ穴から零し痙攣イキしながら、バーテンのちんぽに感謝の言葉を告げていた。
帰り際、別のスタッフ経由で強つよちんぽバーテンダーの連絡先を貰ったのは秘密だ。
本来は店員と客との連絡先のやりとりどころか、客同士であっても禁止されているらしく、バレたら彼はクビだし俺もあの凄い場所から出禁になってしまう。
だけど今度はショーではなくプライベートでセックスなんてしたら、今度こそ俺の不倫まんこは壊されてしまうかも知れない♡♡♡
って思うとそれも抗えないんだ。
「あと、君を今日のお店連れてったのなんだけど」
「は、はい」
凄すぎた体験を思い出し浸りかけていた俺は、鈴原さんの声で正気に戻る。
「あれも友成くんから頼まれてだったから、また彼に感想聞かせてあげてね」
促すよう言付けされ、
「えええっ!? そうだったんですか!?」
俺は初めて知ったそれに驚いた。俺が新しい世界を知ったと思った時、大抵その近くに彼が居る。
「あのバーテンは、友成くんの先輩らしいよ? 何の先輩かは知らないけど、大学とかかな?」
その事実を聞かされても、バーテンとお隣の旦那さんとで3Pセックスしたらどんなことになるんだろう?
という不埒な妄想の方が浮かんでしまう。
「彼好きだよね、君を他の男に抱かせるの」
「……たしかに、友成さんに言われて共用オナホにされてから増えてってる気がします」
それを始めたのも、やはり彼にだった。
「彼に寝取られ癖があったとは意外だ」
しかし、鈴原さんが笑うように言った言葉には、
「いえ、俺と友成さんはそーいうんじゃないので……」
困惑して返したら「そうなの?」と誤解されていたらしいことを言われて、何だか妙に尻の座りが悪くなる。
「まあ、何考えてるか分かんないとこあるよね彼」
それでも彼としては、そんなことどっちだって構わないらしい。
お隣の旦那さんを評してそんなことを言ったが、目の前の彼だってどうにも食えない笑みを浮かべて見せていた。
「だいぶ楽しんでたみたいだね~」
隣を歩く鈴原さんににこやかに言われるのに、
「ハイ♡ 帰りシャワ浣したし、種のお持ち帰りは出来なかったけど、まだ時々お腹のなかキュン♡ てします……」
今日の出来事に満足した俺は、まだメスの余韻を残したままいつもより高いテンションで彼に返す。
俺との最初の1発以外は別の人とハメてた鈴原さんも、暗闇に入ってからは久々にケツを使われ狂ってたらしいから満足そうだ。
まあ、彼はいつもにこにこしているけど。
「あのバーテンの人すごいんだってね、いつもはカウンターで仕事してるだけなんだけど、たまにドすけべな既婚者来るとちんぽイラついて参加してくれるって聞いたよ、常連の間ではちょっとしたレアなショータイムみたいになってるらしい」
あの店に連れてきてくれたのは鈴原さんで、あそこは紹介者との同伴で無ければ立ち入ることができない秘密クラブのような所なのらしい。
「だからみんな見に来てたんですね」
最終的にはすごく沢山の人が透明な壁に張り付いたり、ドアのない入り口の周りから俺の痴態を鑑賞していた。
「いや、アレは君の淫語喘ぎがすごかったのもあると思うけど」
笑うように言う鈴原さんに、
「えっ? そんな酷かったですか!?」
俺はびっくりして声を上げる。
「えっ? それ無自覚なの? ヤバいねw 酷いっていうかエロ可愛いよ、ますます興奮煽られる」
しかしエロ可愛いと言われて、ぽおっとなってしまうのはメスにされた余韻だろうか?
「友成さんにはよく『ちんぽちんぽ叫ぶ』って言われますけど、それかな?」
休日の、真っ昼間の路上でそれを口にするのはさすがに恥ずかしくなって言うのに、
「たぶんそれだねw」
鈴原さんは優しく肯定する。
「ひ~……恥ずかしい……」
恥ずかしいと言いながらも、俺の腹はまたキュン♡ キュン♡ 震えてる。
「今さらだと思うけど?」
そして今度は少し呆れたように言われたから、多分俺は真っ赤になったんだと思う。
結局あのあと、バーテンにまた雄不倫ちんぽしてもらって精神崩壊させられるんじゃないか……ってくらい連続して襲ってきたアクメに、俺は少しのあいだ失神と放心を繰り返してた。
あんな激しくて乱暴で――だけど興奮するセックスは初めて経験した。
気づけばバーテンは半個室の入り口でタバコを咥えており、俺は立て続けに3人ほどの野良ちんぽと種を受け入れていた。
次に彼が口を開いた時の言葉は、
「はーっ、休憩終わり」
俺は彼の背中に向かい、
「バーテンさん♡ 不倫おちんぽありがとうございましたぁ♡♡♡」
両手にそれぞれ違うちんぽを掴み、別の男に出された種をピュルッ♥ ピュルッ♥ とケツ穴から零し痙攣イキしながら、バーテンのちんぽに感謝の言葉を告げていた。
帰り際、別のスタッフ経由で強つよちんぽバーテンダーの連絡先を貰ったのは秘密だ。
本来は店員と客との連絡先のやりとりどころか、客同士であっても禁止されているらしく、バレたら彼はクビだし俺もあの凄い場所から出禁になってしまう。
だけど今度はショーではなくプライベートでセックスなんてしたら、今度こそ俺の不倫まんこは壊されてしまうかも知れない♡♡♡
って思うとそれも抗えないんだ。
「あと、君を今日のお店連れてったのなんだけど」
「は、はい」
凄すぎた体験を思い出し浸りかけていた俺は、鈴原さんの声で正気に戻る。
「あれも友成くんから頼まれてだったから、また彼に感想聞かせてあげてね」
促すよう言付けされ、
「えええっ!? そうだったんですか!?」
俺は初めて知ったそれに驚いた。俺が新しい世界を知ったと思った時、大抵その近くに彼が居る。
「あのバーテンは、友成くんの先輩らしいよ? 何の先輩かは知らないけど、大学とかかな?」
その事実を聞かされても、バーテンとお隣の旦那さんとで3Pセックスしたらどんなことになるんだろう?
という不埒な妄想の方が浮かんでしまう。
「彼好きだよね、君を他の男に抱かせるの」
「……たしかに、友成さんに言われて共用オナホにされてから増えてってる気がします」
それを始めたのも、やはり彼にだった。
「彼に寝取られ癖があったとは意外だ」
しかし、鈴原さんが笑うように言った言葉には、
「いえ、俺と友成さんはそーいうんじゃないので……」
困惑して返したら「そうなの?」と誤解されていたらしいことを言われて、何だか妙に尻の座りが悪くなる。
「まあ、何考えてるか分かんないとこあるよね彼」
それでも彼としては、そんなことどっちだって構わないらしい。
お隣の旦那さんを評してそんなことを言ったが、目の前の彼だってどうにも食えない笑みを浮かべて見せていた。
113
お気に入りに追加
1,929
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(20件)
あなたにおすすめの小説
婚約破棄?しませんよ、そんなもの
おしゃべりマドレーヌ
BL
王太子の卒業パーティーで、王太子・フェリクスと婚約をしていた、侯爵家のアンリは突然「婚約を破棄する」と言い渡される。どうやら真実の愛を見つけたらしいが、それにアンリは「しませんよ、そんなもの」と返す。
アンリと婚約破棄をしないほうが良い理由は山ほどある。
けれどアンリは段々と、そんなメリット・デメリットを考えるよりも、フェリクスが幸せになるほうが良いと考えるようになり……
「………………それなら、こうしましょう。私が、第一王妃になって仕事をこなします。彼女には、第二王妃になって頂いて、貴方は彼女と暮らすのです」
それでフェリクスが幸せになるなら、それが良い。
<嚙み痕で愛を語るシリーズというシリーズで書いていきます/これはスピンオフのような話です>
「君と番になるつもりはない」と言われたのに記憶喪失の夫から愛情フェロモンが溢れてきます
grotta
BL
【フェロモン過多の記憶喪失アルファ×自己肯定感低め深窓の令息オメガ】
オスカー・ブラントは皇太子との縁談が立ち消えになり別の相手――帝国陸軍近衛騎兵隊長ヘルムート・クラッセン侯爵へ嫁ぐことになる。
以前一度助けてもらった彼にオスカーは好感を持っており、新婚生活に期待を抱く。
しかし結婚早々夫から「つがいにはならない」と宣言されてしまった。
予想外の冷遇に落ち込むオスカーだったが、ある日夫が頭に怪我をして記憶喪失に。
すると今まで抑えられていたαのフェロモンが溢れ、夫に触れると「愛しい」という感情まで漏れ聞こえるように…。
彼の突然の変化に戸惑うが、徐々にヘルムートに惹かれて心を開いていくオスカー。しかし彼の記憶が戻ってまた冷たくされるのが怖くなる。
ある日寝ぼけた夫の口から知らぬ女性の名前が出る。彼には心に秘めた相手がいるのだと悟り、記憶喪失の彼から与えられていたのが偽りの愛だと悟る。
夫とすれ違う中、皇太子がオスカーに強引に復縁を迫ってきて…?
夫ヘルムートが隠している秘密とはなんなのか。傷ついたオスカーは皇太子と夫どちらを選ぶのか?
※以前ショートで書いた話を改変しオメガバースにして公募に出したものになります。(結末や設定は全然違います)
※3万8千字程度の短編です
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
出世したいので愛は要りません
ふじの
BL
オメガのガブリエルはオメガらしい人生を歩む事が不満だった。出世を目論みオメガ初の官僚としてバリバリと働いていたは良いものの、些細な事で体調を崩す様になってしまう。それがきっかけで五年程前に利害の一致から愛の無い結婚をしたアルファである夫、フェリックスとの関係性が徐々に変わっていくのだった。
【完結・ルート分岐あり】オメガ皇后の死に戻り〜二度と思い通りにはなりません〜
ivy
BL
魔術師の家門に生まれながら能力の発現が遅く家族から虐げられて暮らしていたオメガのアリス。
そんな彼を国王陛下であるルドルフが妻にと望み生活は一変する。
幸せになれると思っていたのに生まれた子供共々ルドルフに殺されたアリスは目が覚めると子供の頃に戻っていた。
もう二度と同じ轍は踏まない。
そう決心したアリスの戦いが始まる。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
Ωだったけどイケメンに愛されて幸せです
空兎
BL
男女以外にα、β、Ωの3つの性がある世界で俺はオメガだった。え、マジで?まあなってしまったものは仕方ないし全力でこの性を楽しむぞ!という感じのポジティブビッチのお話。異世界トリップもします。
※オメガバースの設定をお借りしてます。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
王の運命は後宮で王妃候補の護衛をしていました。
カヅキハルカ
BL
騎士候補生内での事件により、苦労して切り開いてきた初のΩの騎士という道を閉ざされてしまったエヴァン。
王妃候補が後宮に上がるのをきっかけに、後宮の護衛を任じられる事になった。
三人の王妃候補達は皆同じΩという事もあるのかエヴァンと気軽に接してくれ、護衛であるはずなのに何故か定例お茶会に毎回招待されてしまう日々が続いていた。
ある日、王が長い間運命を探しているという話が出て────。
王(α)×後宮護衛官(Ω)
ファンタジー世界のオメガバース。
最後までお付き合い下さると嬉しいです。
お気に入り・感想等頂けましたら、今後の励みになります。
よろしくお願い致します。
オメガバース 悲しい運命なら僕はいらない
潮 雨花
BL
魂の番に捨てられたオメガの氷見華月は、魂の番と死別した幼馴染でアルファの如月帝一と共に暮らしている。
いずれはこの人の番になるのだろう……華月はそう思っていた。
そんなある日、帝一の弟であり華月を捨てたアルファ・如月皇司の婚約が知らされる。
一度は想い合っていた皇司の婚約に、華月は――。
たとえ想い合っていても、魂の番であったとしても、それは悲しい運命の始まりかもしれない。
アルファで茶道の家元の次期当主と、オメガで華道の家元で蔑まれてきた青年の、切ないブルジョア・ラブ・ストーリー
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
こんばんは。
人材派遣業者始めました!ってわけですか。
幽閉もお金かかりますからね、友好の為にも体張って頑張って下さい。
ハンサム王子は王様もセットで送り出せば良かったのでは。
腐っても公爵家の当主なので、『まだ』そういう扱いはさすがにできなかったようです。
アンドレたちは性犯罪者ですけど、ハンサムは頭の弱い人なので大目に見てやったとか。
こんにちは。
ローズウッド国王親子、騎士団団長親子とお馬鹿が多い国でしたね。
息子が原因で王位剥奪って間抜けな王様には当然でしょう。
感想ありがとうございます。
リリーナ様なら大丈夫です!
マイプリティエンジェル・スーパーハンサム・ローズウッドって………。あまりにも痛々しいキラキラネーム………。長ったらしいイタイ名前をフルネームで笑わず言えるなんて、心も肉体も剣聖に相応しい強靭さです🤣🤣🤣🤣
これで名前負けしてたらもっとバカウケです🤣🤣🤣🤣
勝手に愛称つけていいですか?『プリンハム』
プリティの『プリ』とエンジェルの『ン』とハンサムの前後とって『ハム』。『マ』があったら某ハム会社の名前になったのにぃぃぃいー。
後もう少しで、最強勇者パーティーが結成されるのかしら?とっても楽しみにしています♥
感想ありがとうございます。
こんなキラキラネーム付けるくらい甘やかすからこんなことに…。