【完結】元SS冒険者の部隊長は王族に陥落される

アヴニール編【学園編】

アイある未来

春。俺と先生は赤ちゃんを産んだ。

先生の赤ちゃんは先生が産むには大き過ぎて、帝王切開としても難産だった。

いっぱい血も出て、もう少しで危なかったんだって。



「キャットぉ。」

キリアは、めちゃくちゃ泣いてたらしい。



赤ちゃんは先生に似ていて可愛い女の子だったから、早速キリアは女の子だけど、厳しく鍛えるつもりだった。

護身術大事だよね。





俺はね。



「「「おぎゃあ、おぎゃあ」」」


三つ子を産んじゃったんだよ。



「あらあら、これはブライト家も公爵家も安泰ね!」

「アヴニール、よく頑張ったな。」

両方のお母様も大喜び。
お父様は、わんわん泣いてる。



三つ子は、一人だけ女の子であとは男の子。

女の子はアイに似ていて、男の子のうち一人はアイ、一人は俺にそっくり。


皆元気に育つといいな。




産後暫くは俺も先生も育休で、俺たちはその間にお城で領地経営をアリスお兄様から習った。

俺は少しずつ、手伝いから始めるし、先生は早速実践。



赤ちゃんを抱いて、あやしながら。


「幸せだね、先生。」

「そうだね。こんな日が来るとは思ってなかった。」



お城には両方の旦那様がいて、時々顔を出してくれる。


「アヴニール。」「キャット。」

「「お昼にしよう。」」



アイは宰相として大忙しで、業務の効率化など、色々改革している。
俺は育休中だけど、キリアはお仕事頑張って、この間お給料上がったんだって。


二人とも忙しいのに、赤ちゃんのお世話も手伝ってくれる。


育休あけたら、俺と先生も頑張らなくちゃ。




素敵な旦那様たち、ずっと一緒だよ。



愛アイある未来アヴニールを願って。