【完結】元SS冒険者の部隊長は王族に陥落される

竜鳴躍

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アヴニール編【学園編】

キャット=カロン

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僕ならいいんだよ。

エッチ大好きだし。


校舎裏で泣いている男の子。

自分の体で気が済むなら、ぶつけてもらって構わないとキャットは本気で思っている。


貧しくて、人並みになりたくて、勉強したくて、お金が欲しかった。


8人兄弟の長男。

実家は売れない雑貨屋。

壊滅的に商才がない上に騙されやすく、人がよすぎる両親。

売れないものを高値で仕入れさせられて、気がついたら借金まみれだった。

自分が頭がいいのは自覚してたし、マトモに勉強さえすれば、自分が家を立て直せると思っていたけど、そうも言ってられなくもなり、そんな時、アダルトビデオの仕事をすることになった。


経験なんてなかったし、最初は痛いだけで気持ちいいことなんてなくて、怖かったし、嫌だった。


でも、やらなかったら、みんな路頭に迷うじゃないか。



汚れるのは、自分だけでいい。


そのうち身体も慣れて、男なしでは生きられない体になって。


借金返して留学したのに、風俗で働いて。



もう、マトモに生きられるわけ無い。


男とエッチしないと生きられない体なんだから、誰でもいい体なんだから。


だから、好きに使われて構わない。


僕が女の子と結婚するのも、最早考えられないし、こんなビッチを妻にしたい男もいないだろうし。

幸い、仕事はあるし貧乏じゃないから。

好きに男の子つまんで、性欲処理に使われる。
こんな一生だろうなと思っている。
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