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新章 溺愛編
いつもみんなそういうんですよ?1
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僕は砂糖を一つつまんで、水に落とし、溶けた砂糖水に紙を浸した。
うん、陽性反応。
砂糖だね。
「この砂糖を運んだのは誰?」
「私たちで運びました。でも、まさか毒が入っているお砂糖なんて…。」
3人の中で、一番年長の侍女が応える。
「持ってきたのは3人で持ってきたんでしょう?じゃあ、この台車に乗せた人は?」
「…まさか!侍女をお疑いなんですか?ひどい! 業者かもしれないですし、誰かが毒を混入したかもしれないじゃないですか!!!」
応えたのは、一番若い侍女。
「アリス君、お母さまが心配なのはわかるけど、近衛を呼びましたから、あとは…。」
マリー妃に諫められた。
ダメだ。
ダメなんだ。
「ここで逃がしたら、お母さまはいつまでも狙われます。それじゃダメなんです。近衛が来るというのなら、そうですね。城のキッチンや倉庫の砂糖の毒を調べてもらえますか?」
たぶん、反応は出ないと思いますけど。と続ける。
「この犯人はお母さまだけを狙っているんです。城のキッチンや倉庫の砂糖に毒を入れて、万一ほかの人が口にいれたら大変です。だから、あらかじめ自分で砂糖を準備して、あたかもキッチンからとってきたような顔をして台車に乗せたはずです。」
「アリス君、ちょっと想像膨らませすぎよ?」ミレニアが口をはさむ。
「では言いますけど、なぜお母さまがこの城で毒を盛られるんですか?お母さまは騎士団の副団長。この国になくてはならない人でしょう?団長ももうお年ですしね。そんなお母さまが毒を盛られるとしたら、理由はーーーー。」
はっと、お母さま以外の3人が顔を見合わせた。
「聞かれていたかもしれませんね。」
「なんのことか話は分からないが、俺のことを狙ったって言うんなら、気を付ければいいだけだから。もう今日は帰ろう?」
「あの日、傍に控えていた侍女はこの中にいますか。」
「アイリスーーーーーーーーー。」王妃がその人の名前を口に出した瞬間。
「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
一番若い侍女、アイリス=クリムゾンは、叫びながら果物ナイフをむき出して、お母さまに向かっていった。
うん、陽性反応。
砂糖だね。
「この砂糖を運んだのは誰?」
「私たちで運びました。でも、まさか毒が入っているお砂糖なんて…。」
3人の中で、一番年長の侍女が応える。
「持ってきたのは3人で持ってきたんでしょう?じゃあ、この台車に乗せた人は?」
「…まさか!侍女をお疑いなんですか?ひどい! 業者かもしれないですし、誰かが毒を混入したかもしれないじゃないですか!!!」
応えたのは、一番若い侍女。
「アリス君、お母さまが心配なのはわかるけど、近衛を呼びましたから、あとは…。」
マリー妃に諫められた。
ダメだ。
ダメなんだ。
「ここで逃がしたら、お母さまはいつまでも狙われます。それじゃダメなんです。近衛が来るというのなら、そうですね。城のキッチンや倉庫の砂糖の毒を調べてもらえますか?」
たぶん、反応は出ないと思いますけど。と続ける。
「この犯人はお母さまだけを狙っているんです。城のキッチンや倉庫の砂糖に毒を入れて、万一ほかの人が口にいれたら大変です。だから、あらかじめ自分で砂糖を準備して、あたかもキッチンからとってきたような顔をして台車に乗せたはずです。」
「アリス君、ちょっと想像膨らませすぎよ?」ミレニアが口をはさむ。
「では言いますけど、なぜお母さまがこの城で毒を盛られるんですか?お母さまは騎士団の副団長。この国になくてはならない人でしょう?団長ももうお年ですしね。そんなお母さまが毒を盛られるとしたら、理由はーーーー。」
はっと、お母さま以外の3人が顔を見合わせた。
「聞かれていたかもしれませんね。」
「なんのことか話は分からないが、俺のことを狙ったって言うんなら、気を付ければいいだけだから。もう今日は帰ろう?」
「あの日、傍に控えていた侍女はこの中にいますか。」
「アイリスーーーーーーーーー。」王妃がその人の名前を口に出した瞬間。
「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
一番若い侍女、アイリス=クリムゾンは、叫びながら果物ナイフをむき出して、お母さまに向かっていった。
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