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魔王討伐後

いちゃいちゃのために学びます

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まじめだなあ、よっぽど自信がないんだなぁ。


そう思いながら、隣のブルーの横顔を見る。


絵面はおかしいのに、とっても真剣そのもの。

産婦人科の研修医ってこんなんなんじゃないだろうか。



「痛くない挿れ方ですか。」

「ひゃん!」


グリーンが膝の上で抱いている兄の両足を太ももの裏に手を入れて持ち上げ、開脚させる。

くぱぁと赤い口が開いて、ぐちゅぐちゅの泡立った白がそこから伝い、大きく触れた赤黒いものが、兄のその穴をしっかり塞いでいる。


若干ゆるゆるのようだが。


恥ずかしくも興奮したのか、なえていた兄のピンクで可愛らしいそこはちょっとだけむくむくっと起きだした。



「この3年、ほぼ毎日愛し合っていますからゆるゆるですけど、ベネディクトさまは処女なので、オメガとはいえ最初はきっつきつだと思われます。オメガは興奮したら濡れますから潤滑油は要らないでしょうが、それでも最初は痛いんです。でもまあ、あなたの破瓜の時ほどの痛さはないはずですよ。痛いのは一瞬だけで、すぐよくなるはずですから、よっぽど乱暴にさえしなければ大丈夫。」


「注意事項は?」


酷い内容なのに、真剣だなぁ。

記者が取材しているみたいだなあ。

そういえば、前世の職業だった。



「そうですねえ。」グリーンが自分のものを食んでいるそこに指を這わせる。

「…ンっ。」


「まずは愛撫をしてあげなさい。キスとか、おっぱいを可愛がるとか。中心を梳いてやるのもいいですね。それで、中が濡れてきたら、指で孔を広げるんですよ。少しずつ、なじませるように。指を増やして、だんだんそこが柔らかくなって、入りやすくなります。…というか、あなたされなかったんですか?」



「兄上曰くへたくそだったみたいで。入れて出すことしか考えていなかったような気がします。」


「それは辛かったでしょう。セックスに対して恐怖感や自信がないのも頷けます。」


「指何本くらいでいい頃合いなんですか?」

グリーンの指の太さとブルーの指の太さは同じくらいだ。


「モノの大きさにもよると思いますけど。」

「興奮状態はグリーンさんと同じくらいだと思います。」


「じゃあ三本ですね。」


3本、…と。めもめも。




「無事に入れられたら、あとはもう大丈夫ですよ。ゆっさゆさするだけですよ。では、後で積もる話もありますが、ご覧のとおり、いまは立て込み中ですので。また、後日。改めて。」

ねっ。と顔は笑っているけど、こわい!



「ご教授、ありがとうございましたああ!!!」


ブルーを引っ張って転移した。




兄上のあんあんが聞こえたから、きっと第二ラウンドが始まっているはずだ。



よしっ、俺たちも頑張るぞ!
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