耳が聞こえない公爵令息と子爵令息の幸せな結婚

竜鳴躍

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マナとの初めて

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恥じらいながらも、脚を開いて。

全身を僕に預けてくれた。

僕も知識として知っていただけで緊張したけど、マナを傷つけるわけにもいかない。

できるだけ優しく、マナを解していった。

トロンと僕を見る瞳。

紅潮した顔。

マナの体格に比して小振りな中心は綺麗な桃色で、ピクピクと震え、何度も蜜を出した。


解されて濃いピンクになった秘所に昂ぶりを押しあて、ゆっくり馴染ませながら繋がって。

少し苦しそうだったけど、傷つけずにすんでホッとした。


マナ。マナ、愛してるよ。

二人の子どもがほしいけど、まだ体が心配だよ。

だから、もうけても一人って決めている。


「あっ、あ、ああつ!」


喋れないからあまり聞けないマナの声。


男性としては、少し高めで甘い声。

こんなに綺麗な声をしているのに。


僕の手で翻弄されて、僕のものを離さない。

マナに抱きつかれて嬉しい。


締め付けに耐えられなくなり、中に全て出し切った。



呼吸を整えて、マナを見る。


マナと繋がれて嬉しい。


「……あっ。」

ナカから出ると、マナからかわいい声が漏れた。


子宮があるからだろう。

出した割には溢れてこない。


でも、つうっとそこから流れた。


マナの体をタオルで清める。


このお腹の中に、僕のものがあるんだね。

下腹に触れると、マナも幸せそうに微笑んだ。


腕の中に入れて抱きしめて。


幸せに過ごした。




これからずっと、一緒だよ。
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