出会いはカフェのバイトです

１話

「少し休憩もらいまーす」
僕は休憩することにした
佑都さんが隣に居るとどうも緊張してしまって仕事はどじばかりだった
「どんくさいって思われたらやだな...」
ボーッとしているうちにだれかが休憩所に来たようだった
(誰かな...)
顔をあげると佑都さんが居た
「？！」
「あ、秋さん 休憩中でしたか」
優しい笑顔で話しかけてくれる
「はっ、はい...少し...」
緊張してうまく話せない
「あ、それと言いたいことがあったんですけど」
「はっ、はい」
「そんな緊張してしゃべることないですよ？
友達と思って話してくれたらいいですし」
「あ、はい」
下を向いたまま佑都さんの顔が見れなかった
「あ！そうだ敬語を止めれば良いんだ！」
「えぇっ...」
「呼び方も呼び捨てで！」
「ええぇ...そんないきなり...」
「そうしたら仲良くなれるし...嫌だったら良いけど...」
お願いと言うような目で僕をみてくる
「わっ...分かったよ...」
「よかった！ありがとう秋！」
「あ、うん」
名前を呼ばれるとなんだか緊張する
「ほら秋も名前呼んでみてよ」
「えぇ......佑都...？」
「そうそう！なんか嬉しいな 名前呼ばれるの」
「...どうゆうこと？」
「あ、いや、お前とかって呼ばれることのほうが多いからさ」
(虐め...なのかな？)
「何か...ごめん佑都」
「えー？何で謝るのー？」

こんな風に佑都と居られる時間は過ぎていき、帰る時間になった

また明日も会えるといいな
そう思いながら家に向かって歩いた