実家にガチャが来たそしてダンジョンが出来た ~スキルを沢山獲得してこの世界で最強になるようです~

仮実谷 望

文字の大きさ
上 下
2 / 12

第二話 ガチャを引いてみた

しおりを挟む
 家に突然来たガチャの機械。

 それは一万円入れるとガチャれる機械だった。

 でもそんなものにお金を使うのはどうなんだ。

 新手の詐欺だろうかこれは。

 ただ不可思議現象ではある。

 いきなりガチャの機械が部屋に現れるというとんでも現象だ。

 一万円を入れる穴がある。

 本当に何が出るんだろ?

 こういう時スキルが手に入るというのがガチャ物でのお約束だ。

 本当にそうなるのかわからない。

 武器とか物品が出るかもしれない。

 しかし試したい。

 一万円は惜しい。

 でもガチャだぞ。ガチャだ。ガチャに一万円を使うのは正直惜しい。

 でもなんか凄いスキルを手に入れるかもしれないかもしれない。

 俺は徐にガチャの機械に一万円を入れた。

 そしてガチャからカプセルが排出された。

 そこには一枚の紙が入っている。

 紙には鑑定と書いてある。

 そして紙が溶けるように俺の中に入り込んできた。

 鑑定? もしかして定番中の定番能力なのか。

 全ての物の詳しい説明が出る。

 例えば俺のテレビが放送を映す箱と出る。

 スマフォは色々な情報が入った有機デバイスと出る。

 だがこれでは普通の能力だ。

 あまりにも面白いものじゃない。

 もう一度一万円を入れてみるガチャの機械に。

 そして今度はダンジョンの芽と書かれた紙が入っていた。

 そしてダンジョンの芽が出てきた。

 なんだこれは鑑定によると植えるとダンジョンが出来ると書いてある。

 ダンジョンだと!?

 プライベートダンジョン!??

 いきなりダンジョン持ちになっちゃうの俺!?

 そしてとりあえず庭に植えてみることに。

 するとものの五分で謎の穴が出来た。

 そこに入ると中は洞窟のようになっていた。

 ただまだ不安だ。

 武器も何もない。

 これでダンジョンなんて自殺行為だ。

 さっそくホームセンターで鉈とかヘルメットを買う。

 ヘッドライトも買う。

 俺はさっそく5万円ほど引き出してくる。

 そしてガチャを引く。

 一枚目、【超薬草】
 二枚目、【再生】

 【限界突破】、【神剣ソードマスター】
 そして【嘘食い】

 超薬草と神剣ソードマスター以外はスキルのようだ。
 
 再生は言わずもがな、限界突破は発動すると全ステータスが5倍になるとかただし十分間しか使えないようだ。

 嘘食いは嘘を食べる能力。

 嘘を沢山見たり読んだり、聞いたりしたら自身の糧になるというもの。

 つまるところ映画とかアニメとか見まくれば強くなれる?

 俺はその日から変わった。

 まずはダンジョンが成長するのを待った。

 ダンジョンは生き物だ。

 嘘食いはアニメを1話見るとステータスポイントが1貯まる。

 小説を1冊読むと10のステータスポイントが貯まった。

 ステータスポイントを1割り振るとステータスが10上がる。

 ステータスは現在こんな感じだ。

 福引弘樹 33歳

 HP500
 MP100

 腕力350
 耐久320
 速度450
 魔力350
 器用560
 魅力320
 幸運350

 ダンジョンに入ってみた。

 金を稼ぐ手段は後で考えた。

 ガチャを引くには現在俺の貯金は80万円ほど。

 貯金を切り崩すのは無しだ。

 でも少しくらいならと思うがお金を稼ぎたい。

 ガチャで稼げない物か。

 ダンジョンは暗く、ヘッドライトが無いと周りが見えないほどではなかった。

 でもライトはあればよいというものだ。

 モンスターが出た。

 ツノ兎だ。

 突撃してくる俺に。

 俺は回避して鉈を揮う。

 一撃で倒せた。

 ドロップアイテムは角。

 モンスターは倒すと消える。

 なんとも不思議だ。

 アイテムを残して消える兎。

 普通に驚いてばかりだ。

 角は何に使うんだろう。買取をしてくれる店とか出ないかな。

 とまあそんな感じでウサギを狩りまくる。

 ダンジョンは階段を下りて下に行く形式だった。

 階段を下りた先には転移の祭壇がありいつでも入り口に戻れるという便利仕様。

 そんな攻略に特化した俺のグラデーションまだまだ進化する気配すらある。

 ダンジョンの二階層はまたもや兎だった。

 ただ今度のウサギは焦げ茶色。

 前のは赤かったから少し違うのかも。

 動きが素早い。

 兎にしては素早い。

 でも鉈で一撃。

 そんな感じで進んでいく。

 鉈は良い感じに強化されているようだ。

 ダンジョンで使用した武器や防具はダンジョンの因子で強化されるというもの。

 俺の自論だがそんなことをダンジョン物の小説とかで読んでたからわかる。

 鉈もかなり強くなっている。

 兎を一撃でもともと屠れるからわかりづらいが一撃でスパッと切れるようになっている。

 二階層も余裕だそうだ。

 俺は三階層に降りる前に転移の祭壇でセーブしておく。

 そして今日の探索は終えた。

 次の日朝から仕事だと言うの全然疲れてない。

 仕事は順調にこなして今日も帰宅する。

 そしてダンジョンに潜る。

 一日で一階層とは行かないがなかなかいいところまで進む。

 転移の祭壇はいたるところにあるのですぐ戻れる。

 四階層の階段はそろそろだ。

 三階層は白色のウサギを狩っている。

 ただ普通の兎じゃない。

 キックラビットとかいう足を使う兎だ。

 ただ俺の鉈で普通に倒せるが。

 ダンジョンで宝箱を見つけた。

 徐に部屋に入ったらあったそれは罠か宝なのか本当に危険な物か。

 とりあえず開けてみたらポーションが入っていた。

 万能ポーションで傷を癒す。

 HPとMPを回復することができる。

 なんとも凄い。

 これでもこれは低級ポーションのようだ。

 中級とか上級ポーションもあるのだろうか?

 キックラビットが続々と出てくる。

 でも鉈で普通に倒せる。

 なお神剣ソードマスターは威力が高すぎて使えなかった。

 粉々になってしまう。

 ドロップ素材も粉々になってしまう。

 ただ経験値が1.2倍になるようだ。

 鑑定するとそう書いてある。

 とまあダンジョンは面白い。

 明日も潜ろう。とそんなことを考えていた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

俺の家に異世界ファンタジーガチャが来た結果→現実世界で最強に ~極大に増えていくスキルの数が膨大になったので現実世界で無双します~

仮実谷 望
ファンタジー
ガチャを廻したいからそんな理由で謎の異世界ガチャを買った主人公はガチャを廻して自分を鍛えて、最強に至る。現実世界で最強になった主人公は難事件やトラブルを解決する。敵の襲来から世界を守るたった一人の最強が誕生した。そしてガチャの真の仕組みに気付く主人公はさらに仲間と共に最強へと至る物語。ダンジョンに挑戦して仲間たちと共に最強へと至る道。 ガチャを廻しまくり次第に世界最強の人物になっていた。 ガチャ好きすぎて書いてしまった。

【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。 木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。 しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。 そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。 【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】

ダンジョンをある日見つけた結果→世界最強になってしまった

仮実谷 望
ファンタジー
いつも遊び場にしていた山である日ダンジョンを見つけた。とりあえず入ってみるがそこは未知の場所で……モンスターや宝箱などお宝やワクワクが溢れている場所だった。 そんなところで過ごしているといつの間にかステータスが伸びて伸びていつの間にか世界最強になっていた!?

寝て起きたら世界がおかしくなっていた

兎屋亀吉
ファンタジー
引きこもり気味で不健康な中年システムエンジニアの山田善次郎38歳独身はある日、寝て起きたら半年経っているという意味不明な状況に直面する。乙姫とヤった記憶も無ければ玉手箱も開けてもいないのに。すぐさまネットで情報収集を始める善次郎。するととんでもないことがわかった。なんと世界中にダンジョンが出現し、モンスターが溢れ出したというのだ。そして人類にはスキルという力が備わったと。変わってしまった世界で、強スキルを手に入れたおっさんが生きていく話。※この作品はカクヨムにも投稿しています。

天城の夢幻ダンジョン攻略と無限の神空間で超絶レベリング ~ガチャスキルに目覚めた俺は無職だけどダンジョンを攻略してトップの探索士を目指す~

仮実谷 望
ファンタジー
無職になってしまった摩廻天重郎はある日ガチャを引くスキルを得る。ガチャで得た鍛錬の神鍵で無限の神空間にたどり着く。そこで色々な異世界の住人との出会いもある。神空間で色んなユニットを配置できるようになり自分自身だけレベリングが可能になりどんどんレベルが上がっていく。可愛いヒロイン多数登場予定です。ガチャから出てくるユニットも可愛くて強いキャラが出てくる中、300年の時を生きる謎の少女が暗躍していた。ダンジョンが一般に知られるようになり動き出す政府の動向を観察しつつ我先へとダンジョンに入りたいと願う一般人たちを跳ね除けて天重郎はトップの探索士を目指して生きていく。次々と美少女の探索士が天重郎のところに集まってくる。天重郎は最強の探索士を目指していく。他の雑草のような奴らを跳ね除けて天重郎は最強への道を歩み続ける。

チート能力【無限増殖】を得た俺は終末世界でもファンタジーしている ~無限に増え続ける能力で世界最強~

仮実谷 望
ファンタジー
ある日、俺は謎の薬を手に入れてそれを飲んだら、物を増やす能力に目覚めていた。お金儲けしたり、自分自身の欲望を叶えているうちに厄介ごとやモンスターと出会う。増える超能力。増え続ける超能力が進化していつの日か世界最強の男になっていた。基本的に能力は増え続けます。主人公は色々なことをしようとします。若干異能力バトルに巻き込まれます。世界は終末世界に移行してしまいます。そんな感じでサバイバルが始まる。スライムをお供にして終末世界を旅して自由気ままに暮らすたまに人助けして悪人を成敗する毎日です。

現代ダンジョンで成り上がり!

カメ
ファンタジー
現代ダンジョンで成り上がる! 現代の世界に大きな地震が全世界同時に起こると共に、全世界にダンジョンが現れた。 舞台はその後の世界。ダンジョンの出現とともに、ステータスが見れる様になり、多くの能力、スキルを持つ人たちが現れる。その人達は冒険者と呼ばれる様になり、ダンジョンから得られる貴重な資源のおかげで稼ぎが多い冒険者は、多くの人から憧れる職業となった。 四ノ宮翔には、いいスキルもステータスもない。ましてや呪いをその身に受ける、呪われた子の称号を持つ存在だ。そんな彼がこの世界でどう生き、成り上がるのか、その冒険が今始まる。

この世界にダンジョンが現れたようです ~チートな武器とスキルと魔法と従魔と仲間達と共に世界最強となる~

仮実谷 望
ファンタジー
主人公の増宮拓朗(ましみやたくろう)は20歳のニートである。 祖父母の家に居候している中、毎日の日課の自宅の蔵の確認を行う過程で謎の黒い穴を見つける。 試にその黒い穴に入ると謎の空間に到達する。 拓朗はその空間がダンジョンだと確信して興奮した。 さっそく蔵にある武器と防具で装備を整えてダンジョンに入ることになるのだが…… 暫くするとこの世界には異変が起きていた。 謎の怪物が現れて人を襲っているなどの目撃例が出ているようだ。 謎の黒い穴に入った若者が行方不明になったなどの事例も出ている。 そのころ拓朗は知ってか知らずか着実にレベルを上げて世界最強の探索者になっていた。 その後モンスターが街に現れるようになったら、狐の仮面を被りモンスターを退治しないといけないと奮起する。 その過程で他にもダンジョンで女子高生と出会いダンジョンの攻略を進め成長していく。 様々な登場人物が織りなす群像劇です。 主人公以外の視点も書くのでそこをご了承ください。 その後、七星家の七星ナナナと虹咲家の虹咲ナナカとの出会いが拓朗を成長させるきっかけになる。 ユキトとの出会いの中、拓朗は成長する。 タクロウは立派なヒーローとして覚醒する。 その後どんな敵が来ようとも敵を押しのける。倒す。そんな無敵のヒーロー稲荷仮面が活躍するヒーロー路線物も描いていきたいです。

処理中です...